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2015年11月

2015年11月 7日 (土)

多様性の結束③ 〜女性の活躍〜

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フォーラムの2日目は、女性の活躍と、メディアと民主主義、聞こえない人々に声を届けるをテーマに対話討論がされました。開会前に、フィレンツェ市役所前で、参加都市の代表が一堂に集いダリオ・ナルデラ市長を中心に集合写真に収まりました。 この日は、ノーベル平和賞を受賞された女性のシーリーン・エバーディ氏と、タワックル・カルマン氏、さらには映画俳優のティム・ロビンス氏などが基調スピーチを行いました。3名の崇高な理念と、現実を変え行く挑戦の行動を通してのスピーチには、今世界が直面している平和と人権の課題に真っ向から立ち向かう熱いメッセージが伝わってきました。平和人権の草の根の騎手であるカルマン氏の感動のスピーチを伺い、その熱い生命に触れさせていただくため、ご挨拶に伺い一緒に写真に収まりました。

多様性の結束② 〜 京都からのメッセージ 〜

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国際政治フォーラム「多様性の結束」の第1日目の午後から行われたテーマに即した各都市からのプレゼンテーションで、京都市を代表してスピーチを行いました。
私は、スピーチの構成を①平和を創出する視点、②文化都市に向けての京都市の取り組み、③多様性を提供する国際都市・京都、④多様性に結束への誓い、の4つの観点からスピーチを行いました。
平和は、民族・国家を超えて人類の願望です。平和は維持し、創造しなければなりません。これには間断なき挑戦が不可欠です。また、平和が破壊された時、破壊されそうになった時には、これを速やかに回復し、平和のために応戦しなければなりません。
世界文化自由都市の理念を永遠に堅持しつづける京都市が1000年以上も都市の力を衰退させることなく、維持し続けてこれたのは、多様な文化を吸収し昇華させてきた多様性の都市であったからであり、町衆の力がそれを支えてきたからに他ありません。
都市の繁栄、歴史遺産の継承も、すべて人間に光を当てたもので、なくてはなりません。イタリアのレンツィ首相は、先日京都に訪問された際、「文化を攻撃するテロが相次ぐ中、文化を過去の歴史遺産ではなく現在を生き、未来へ向かう指針にすべき」とのメッセージが伝えている通り、今世界に求められているのは、文化による多様化の結束です。京都は、ここに集った世界の都市と同様に多文化を受け入れてきた国際都市です。これからも、多文化共生と多様性の結束の舞台として未来に生き続けていきたいと固く誓いたい。
イタリアは、ダヴィンチガリレオを生んだ知性とヒューマニズムの国です。一つの点で、円を描くことができます。しかし、2つの点で楕円を描くことができます。理想と責任と行動を同じくするここに集った世界市民のみなさんと多くの点(絆)を結ぶことで、平和と人権の文化創造のダイナミックな世界を共に描こうと呼びかけスピーチとしました。

2015年11月 6日 (金)

多様性の結束① 〜 平和と人権の国際政治フォーラム 〜

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イタリアのフィレンツェ市のダリオ・ナルデラ市長が、平和と人権の文化創造にために世界の都市に呼びかけて実現した国際政治フォーラム「多様性の結束」が、11月5日から歴史と伝統あるフィレンツェ市役所の500人大広間において世界の70もの都市が一堂に集い、平和と人権の文化創造へ未来の対話が開催され、京都市及び京都市会を代表してプレゼンターたとしても参加させていただきました。
今回のフォーラムは、フィレンツェ市の第2代市長である、ジョルジュ・ラピラ市長が、冷戦スタートの時代状況の中で、多文化の尊重と対話と志を同じくする各都市の使命を果たすべきと提唱した先見性に飛んだ高い志をナルデラ市長が今の時代に具現化して実現したものです。
第1日目は、オープニングに始まり、平和に至る手段としての文化、都市には異なる世界を作り出す準備があるか、文化遺産と民主主義、平和構築戦略による紛争地域での調整プロセスの促進、異文化間対話を守るための都市計画と再活性化、をテーマに基調講演、各都市の発表などが行われました。
若きリーダーのダリオ・ナルデラ市長にフィレンツェ市との姉妹都市50周年のお祝いと合わせ、今回のフォーラム開催にご招待頂いた御礼を申し上げました。

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