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2015年11月

2015年11月11日 (水)

多様性の結束⑥ ~異文化間の対話と宗教~

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多様性の結束をテーマに11月5日から対話議論されてきた国際政治フォーラムも11月8日で最終日を迎えることになりました。この日は、「異文化間の対話」をテーマに、平和と世界の連帯を維持するための重要な戦略としての対話を模索する議論がされました。 また、「世界のなかの宗教間対話」も議論され、ユネスコ「宗教的多元性と平和」議長のメロニー教授の講演等がありました。 さらに、イタリア共和国からグランデ・ウッフィチャーレ章(国家功労勲章)、フィレンツェ市から過去に「平和の印章」が授与されている池田SGI会長(ボローニャ大学名誉博士、パルレモ大学名誉コミュニケーション学博士)からの国際フォーラムに対する祝辞を、プリエーゼフィレンツェ市議会議員が代読されたあと、宗教界の代表としてカトリック教、ユダヤ教、ヘブライ教それぞれの司教リーダ―及びナルデラ市長が、近くフィレンツェ市内に、「異宗教対話研究所」を設立することに合意する誓約文書の調印式が厳粛に行われました。 多様性の結束の確かな方向性を示すものでした。 会議期間中、強いリーダーシップを取られ成功に導いたナルデラ・フィレンツェ市長に、門川大作京都市長からの親書を直接手渡し歓談しました。

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2015年11月 9日 (月)

多様性の結束⑤ 〜 難民問題と研究技術の平和貢献〜

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国際政治フォーラムの3日目は、「困難と好機、難民:危機を受け入れて」、「研究や技術が平和構築活動をどう支えるか」をテーマに活発に対話討論が行われました。 南欧国連高等弁務官事務所のローレン・ジョルス氏による講演、国連ハビタット・ジョアン・クロス事務局長の講演は、難民問題がいかに世界的問題であるかを裏付けるものでした。 今回フォーラムに参加している都市の多くは、バルカン半島、アフリカ、中近東地域からの出席です。 各都市からの発言も極めて深刻な状況を反映したものです。 また、平和のための科学とその進歩と題してフィレンツェ大学LENS研究所のフランチェスコ・パヴォネ教授の講演に続き、マサチューセッツ工科大学の卒業生のZirkry Kholil氏による平和構の支援活動の紹介がありました。 それは、ゴミとなるはずのペットボトルの再利用により、ライトを作るプロジェクトで、Liter of Light(1リットルで明かりを)というものです。実際に会場にキットが配布され、簡単な電気回路を手作りで作りました。このライトを作る運動は、現在、フィリピンのスラム街の再生に向けて活用されています。

2015年11月 7日 (土)

多様性の結束④ 〜ガリレオ・ガリレイ賞授賞式&平和コンサート 〜

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2日目の夜には、ペルゴラ劇場において、ガリレオガリレイ国際賞の授賞式が行われました。賞は、平和活動に特に貢献したアーティスト等に対し、フィレンツェ市の授賞機関とテアトロ・デル・マッジョ・フィオレンティーノが2年ごとに表彰するものです。 この度の受賞者は、ドバイのフセイン・ヨルダン王妃、ノーベル平和賞受賞者のシーリーン・エバーディ氏、タワックル・カルマン氏をはじめ、音楽家が表彰され、映画俳優のティム・ロビンスも受賞され、アーティストの一人として、平和のメッセージを伝える歌を披露されるなど、感動的な式典となりました。

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