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2024年1月 4日 (木)

2024年 始動!

2024年、新しい年の幕明けで、決意も新たにした矢先、1日には、能登半島地震、2日には、羽田空港での日本航空機炎上という私たちの命を脅かす脅威が、新年を寿ぐ心に鋭く突き刺さる結果となった。災害でお亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りするとともに、被災された方々や負傷された方々に心よりお見舞いを申し上げるとともに、今も懸命に災害対応にご尽力されているすべての関係者の方々に、心から感謝を申し上げたい。

今年は、甲辰(きのえたつ)年。陰陽五行説によれば「甲」は、草木の成長を表しどんどん成長し勢いを増す意味があり、上り龍に称される如く、勢い成長する年となる願いが込められている。十二支の中で、唯一地球上に存在しない動物(?)である「龍・竜」が5番目の干支として位置づけられているが、現存する動物ではなく、自然界のチカラの象徴である竜に、「災い転じて福と為す」いう強い願いを託すことを古来の民は、「辰年」に祈り込めてきたのかも知れない。

新年早々からの天災、人災の脅威は、改めて今を生きる私たちに突き付けた大きな課題であり、政治の意味を根本から問い直す警鐘でもあろう。SNS等により政治家が等身大になり、より身近になってきた半面、政治家により高い哲学と行動規範が求められる時代に入ったといっても過言ではない。昨今、政治家の不祥事が後を絶たないが、今一度、「何のための政治」「誰のための政治」を肝に銘じなければならない。
ソクラテスの弟子であったプラトンは「国家論」の中で、「正しく真実に哲学する者が、政治的支配の地位につくか、現に権力を持っている人々が真実に哲学するようになるかいずれかが実現しない限りは、人類の不幸はやむことがないだろう」と言ったが、日本政治の未来を俯瞰する時、プラトンの箴言は一層重い意味を持って迫ってくる。

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