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2012年10月

2012年10月17日 (水)

不活化ポリオワクチンの課題

不活化ポリオワクチン予防接種のお知らせをダウンロード

前回のブログでお知らせした「不活化ポリオワクチン4種混合スタート」の記事に対し、若いお母さん方からお声を頂きました。多くの皆様が喜んでいただいている中で、9月1日から予防接種法の改正に伴い実施される単独不活化ワクチンの予防接種と、11月1日からスタートする4種混合での予防接種との間に、制度上の課題が浮き彫りになるお声を頂きました。

添付資料は、京都市が9月1日に保護者の皆様に提示した広報資料ですが、お声を頂いた点は、4回目の追加接種については、任意であるため、有料での接種となることが記載されている箇所です。実際に、3種混合を1回されている方で、ポリオ生ワクチンを接種していない方については、今後単独での接種となる可能性が強いため、4回目の単独接種が、有料となることになるそうです。

しかし、国は、現在、追加接種が、定期接種化として承認されれば、無料となる予定です。今後の見通しでは、平成25年1月以降との予定ですが、実際にはそれよりも早く承認されるとの情報を得ております。

制度は、使われてこそ意味があります。また制度の現場で、使い勝手のいい制度とすることが、制度に魂が入ることになります。利用者の現場の声こそ、政治を動かす原動力であることを改めて痛感しました。

2012年10月16日 (火)

不活化ポリオワクチン(4種混合ワクチン予防接種)がスタート

子どもの命を守るための制度として予防接種の事業がありますが、日本では長い間、ポリオは生ワクチンで実施してきました。保健センターで一括し集団接種が基本となっていましたが、諸外国の先進例から、不活化ワクチンの安全性が確保されたことにより、三種混合の予防接種と同様に、一般医療機関での注射による予防接種が、京都市でいよいよ11月1日からスタートすることになりました。

この制度は、定期予防接種に関わる厚生労働省令が改正されたことを受けて、実施されるもので、今までの3種混合(百日ぜき・ジフテリア・破傷風)に不活化ポリオワクチンを加え、4種混合のワクチン予防接種として開始されます。

対象者は、生後3ヶ月から90ヶ月(7歳6ヶ月)に至るまでの子供で、初回接種は生後3ヶ月~生後12ヶ月、追加接種は、初回終了後12ヶ月~18ヶ月に至るまでの期間です。平成24年8月以降に生まれた子供さんは、4種混合ワクチンの接種となります。

今までに、3種混合ワクチン、ポリオ生ワクチンを一回でも接種されている子どもさんは、原則として最後まで、3種混合ワクチン、ポリオ生ワクチンの接種をそれぞれ接種されることになっています。

接種場所は、一般医療機関(協力医療機関)で予約していただき、母子健康手帳と印鑑を持参して接種していただきます。4種混合予防接種用の予約票、接種券は、協力医療機関においてあります。費用は無料です。

 

2012年10月13日 (土)

音楽文化の振興

12日の京都市会決算特別委員会では、文化市民局の決算審議が行われました。私は、①区政推進のための予算確保や、音楽文化振興等について、質疑を行いました。

特に10月1日国際音楽の日と決められた、音楽文化振興法の制定の経過を踏まえ、姉妹都市であるプラハ市の「プラハの春」にちなみ創設された「京都の秋、音楽祭」の今後について、音楽文化の大衆化、民主化を図るためにも平成27年度に完成予定の、京都会館を起点とした、音楽文化の振興策の拡充の必要性を訴えました。行政の予算組は、単年度予算が基本ですが、京都会館等のこけら落とし等の世界一流の音楽家の招へいは、スケジュールが3年~5年先まで決まっていることもあり、プロジェクトを組んだ取組が必要であることを指摘するとともに、京都芸術センターで実施されている「明倫レコード倶楽部」等の、市民向けの、街角音楽文化の振興にさらに取り組むよう求めました。

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