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2011年11月

2011年11月27日 (日)

自主防災訓練

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11月27日午前、私の地元地域の久世学区の自主防災訓練が大薮小学校で実施されました。今回の訓練は3月11日の東日本大震災の影響もあり、参加された皆さんも真剣に防災力向上の取組として重要性を認識され取り組まれていたようです。具体的な訓練も、昨年までとは違い、避難所となる学校体育館における避難生活の訓練もはじめて実施されました。

実際に被災した場合に、避難所において地域住民はどのように自主的に避難生活を送れるかということを実体験することが極めて重要です。こうしたチカラを培うツールとして「HUG(ハグ)」という訓練ゲームがあります。HUGとは、、H(避難所)、U(運営)、G(ゲーム)です。京都市においてもどんどんこうした取組を進めるべきです。

具体的にはHUGは、①季節や天候等の条件を想定した上で、避難所に見立てた学校の体育館や教室の平面図を用意し、②避難者の性別や年齢などの情報が書かれた避難者カードを避難者の状況に応じて平面図上の適切な場所に配置し、③この中で救援物資が届く等の事態にも対応する、というシュミレーションゲームで、実際の被災し混乱した場合に、冷静に避難所運営のイメージを常日頃から訓練して養うものです。今後重要な施策となります。

2011年11月12日 (土)

住宅用火災警報器(においで知らせる聴覚障害者用警報器)

私が所属している京都市議会の交通水道消防委員会が11日開催され、消防局に対して「住宅用火災警報器」の設置状況と今後の課題について質問をしました。

平成16年の法改正により5年間の猶予期間を経て、住宅用火災警報器の設置促進を図ってきましたが、本年6月1日からは、完全義務化となっています。京都市の設置状況は、約58万7000世帯と設置率は92.9%で政令市では第1位となっています。こうした中で本年現在までの建物火災件数148件の内(住宅火災は104件)58件の火災が火災警報器の未設置の住宅でした。未設置が約45000世帯あることから、今後も設置に向けて広報を積極的に推進をしていくことを求めました。

また、設置済の世帯の内、障害者世帯の実態把握はどれだけあるのか検証したところ、詳細な情報はないものの、消防局が設置促進を図ってきている緊急通報システムと同時設置1371世帯のうち、重度障害世帯は401世帯となっているようです。

私は、特に聴覚障害世帯のための警報器については、光で伝える警報器だけでなく最近では、におい(ワサビのにおい)で警報を知らせる新機種も出ていることを取り上げ、保健福祉局と連携を図り、普及啓発を進めることを求めました。国も、義務化されたことを踏まえ、普及啓発を図る観点から、保護世帯かつ聴覚障害世帯に対して助成等の支援を図る取り組みを進めていることもあり、市としても制度を活用し積極的に取り組むよう求めました。

2011年11月 7日 (月)

日本のペット動物の変遷

動物愛護を求める動物愛護法などの法律や条例制定の背景には、動物と人間との日常生活での関係が歴史的にも大きな影響を与えているとされており、各国によって大きな文化の違いがあることを認識しておく必要があります。我が国のペットに関する時代変遷を見るとき、参考になるのが、「ペットの年表」が参考になります。これは消費生活コンサルタントの苧坂美恵子氏が作成したもので興味深いので、紹介します。

それによると20世紀後半以後のペット犬の時代変遷は、①1950年代は、「番犬」としてシェパード、日本犬、日本スピッツ、又は「ステイタスシンボル」として日本スピッツ、コリーが飼われた。②1950年代から60年代初頭にかけては、「名犬ラッシー」やディズニーの「わんわん物語」等に触発された「アメリカ文化への憧れ」として、アメリカンコッカーズスパニエル、コリー、ボクサーなどが飼われた。③1960年代から70年代は、「ファッションとしての愛玩犬」の時代で、マルチーズ、ポメラニアン、ヨークシャーテリア、トイプードル、チンなどが人気として飼われた。④1970年代は、「家族の一員としての犬」の時代で、人気犬は不動。皆が飼っている犬を洋風化した家の中で飼われた。⑤1980年代は、「人と違う犬=ステイタスシンボル」の時代でシェットランドシープドックが人気犬として飼われた。⑥1980年代後半から90年代は、「欧米のように家の中で大型犬を飼う」時代が到来し、ラブラドールレトリーバー、ゴールデンレトリーバー、シベリアンハスキーが人気で飼われた。⑦1990年代後半から2000年代にかけては、「心を癒す相手としての犬=ヒーリングリラクゼーション犬」の時代となり、ミニチュアダックスフント、ヨークシャーテリアが人気として飼われた。

人間の社会保障等の政策は、人口動態を十分に把握した上で、政策立案をしていくのが常ですが、動物に関しても、動物それぞれの寿命。それぞれの時代のニーズを踏まえた今後の政策立案が求められます。

 

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