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2011年11月 7日 (月)

日本のペット動物の変遷

動物愛護を求める動物愛護法などの法律や条例制定の背景には、動物と人間との日常生活での関係が歴史的にも大きな影響を与えているとされており、各国によって大きな文化の違いがあることを認識しておく必要があります。我が国のペットに関する時代変遷を見るとき、参考になるのが、「ペットの年表」が参考になります。これは消費生活コンサルタントの苧坂美恵子氏が作成したもので興味深いので、紹介します。

それによると20世紀後半以後のペット犬の時代変遷は、①1950年代は、「番犬」としてシェパード、日本犬、日本スピッツ、又は「ステイタスシンボル」として日本スピッツ、コリーが飼われた。②1950年代から60年代初頭にかけては、「名犬ラッシー」やディズニーの「わんわん物語」等に触発された「アメリカ文化への憧れ」として、アメリカンコッカーズスパニエル、コリー、ボクサーなどが飼われた。③1960年代から70年代は、「ファッションとしての愛玩犬」の時代で、マルチーズ、ポメラニアン、ヨークシャーテリア、トイプードル、チンなどが人気として飼われた。④1970年代は、「家族の一員としての犬」の時代で、人気犬は不動。皆が飼っている犬を洋風化した家の中で飼われた。⑤1980年代は、「人と違う犬=ステイタスシンボル」の時代でシェットランドシープドックが人気犬として飼われた。⑥1980年代後半から90年代は、「欧米のように家の中で大型犬を飼う」時代が到来し、ラブラドールレトリーバー、ゴールデンレトリーバー、シベリアンハスキーが人気で飼われた。⑦1990年代後半から2000年代にかけては、「心を癒す相手としての犬=ヒーリングリラクゼーション犬」の時代となり、ミニチュアダックスフント、ヨークシャーテリアが人気として飼われた。

人間の社会保障等の政策は、人口動態を十分に把握した上で、政策立案をしていくのが常ですが、動物に関しても、動物それぞれの寿命。それぞれの時代のニーズを踏まえた今後の政策立案が求められます。

 

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