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2011年12月

2011年12月26日 (月)

復興商店街

IMG_057712月19日同じく宮城県石巻市内の地域産業の復興状況を調査するため、こかじ府議とともに府市協調政策の課題調査にいきました。石巻市は津波で大きな被害を蒙った地域です。地元商店街が、震災前から商店街活性化が大きな課題でありましたが、震災で壊滅的な打撃を受けました。11月に入りようやく商売の兆しがめはじめ、以前パーキングであったところに、プレハブを建て仮設商店街として「石巻立町復興ふれあい商店街」をスタートさせ、がんばっておられます。私たちもそこでついこの間、出店されたパン屋に立ち寄り、女店主のお話を聞かせていただきました。「みなさんのおかげで復興の兆しが見えてきた。本当に感謝している」と言葉の端々に感謝の文字があふれていました。改めて世界が称賛した東北の方の人間性を垣間見る思いでした。日本人の失いつつある地域社会のテーマが震災の現場には私たちに問いかけるようにあふれていました。

2011年12月24日 (土)

石巻市立水明保育所の防災教育

IMG_056812月19日、東日本大震災で被害を受けた宮城県石巻市の市立水明保育所の防災教育について調査に行きました。折しも、京都市南区地域で環境問題に取り組まれている「スマイルエコ♥南」という団体から絵本が約60冊寄贈されたばかり。地震災害では津波の影響で、絵本などの図書類はすべてだめになっていたこともあり、保育士さんたちも本当に喜ばれていました。

園長さんのお話では、「入園した時から、定期的に非常ベルを鳴らし、子供たちに危険なことを教えている。地震・火災・不審者等の対応も常日頃から幼児教育の段階から訓練することが大切です」と語られ、「地震が起きたことは悲ことだが、3月という年度末での発災であったことが不幸中の幸いだった。それは、一年かけて保育士さんと子供たちが、日常的に非常のコミュニケーションを深めていたおかげで、いざという時に、子供たちは自分のことはきちんと自分で対応しパニックは起こらなかった。これが4月に入ってからの発災であったと想像したら背筋が寒くなります」とおっしゃっておりました。

こうした地元現場のお話は、今後の防災計画にも大きな教訓になるものです。絵本を読んだ子どもたちの一日も早い心の復興を願うばかりです。

2011年12月14日 (水)

交通バリアフリー全体構想の重点整備地区

2000年11月15日、交通バリアフリー法が施行されたが、2006年12月20日には交通バリアー新法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)が制定され、公共交通機関を利用した移動の円滑化が今日まで促進されてきた。京都市においては、国の2000年の交通バリアフリー法の施行に伴い、10年間をスパンに旅客施設(駅)のバリアフリー化を計画的に整備してきましたが、本年11月17日に開催された京都市交通バリアフリー推進検討会議において、2012年から、次の10年間の整備構想である「交通バリアフリー全体構想」の重点整備地区の候補として、1日の平均利用者が3000人以上で、バリアフリー化が整備されていない旅客施設(駅)を検証した上で、JR西大路駅を含め15の駅がノミネート(抽出)されました。

具体的には2012年からスタートする構想は、「移動等円滑化基本構想」として策定され、前期(2012年~2014年)、後期(2015年~2018年)をスパンとして取り組まれる方向性です。次の第3回の検討会議で最終的に決定される見通しです。ちなみに現時点で重点整備地区候補としてノミネートされた駅は、JR西大路駅以外には、JR藤森駅・JR桃山駅・JR太秦駅・近鉄上鳥羽口駅・京阪深草駅・京阪墨染駅・阪急大宮駅・阪急西院駅・京福西院駅・阪急嵐山駅・阪急松尾駅・阪急上桂駅・京福北野白梅町駅・叡電出町柳駅・北大路バスターミナルです。

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