災害に強いまちづくりと自治体の役割①「リスクの多様化」
9月27日9月定例会最初の本会議終了後、昼から京都市議会本会議場で、議員研修会が開催され私も参加しました。「災害に強いまちと自治体の役割」と題して、関西学院大学総合政策学部の室崎益輝教授が東日本大震災を教訓に今後の防災対策の視点を講演されました。シリーズで講演の内容の情報をお知らせいたします。(室崎教授の当日資料引用)
まず、「リスクの多様化」について、問題提起がありました。現在は、様々な災害や事故さらには、犯罪が、人間社会を脅かしており、単に地震や洪水等の自然災害だけではない時代となってきており、その分リスクも多様化してきています。まさに、自然災害が益々凶暴化していることで、社会の対応力が脆弱化し、まさに相乗効果でリスクが増大している。多様化するリスクの具体的な面は、①地震、洪水、台風、雪害などの天変地異、②インフルエンザ、BSE,口蹄疫、食中毒などの生物感染、③溺死事故、危険物災害、群衆事故など過失事故、④放火、誘拐、殺人、テロなど凶悪犯罪、⑤汚職背任、管理瑕疵、放漫経営などの組織ミス、などを指摘されました。(次項に続く)