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2009年11月

2009年11月30日 (月)

分権時代に求められる議会改革

11月30日午後より、市会本会議場において、議員研修会が開催されました。この日は、山梨学院大学の江藤俊昭教授を迎えて「分権時代に求められる議会改革」と題して講演をいただいた。新しい議会の方向性は、そのまま新しい議員像にリンクするものであり、議会を構成している選挙で選任された議員自身の意識改革がなければ、議会改革も絵に書いたモチとならざるを得ない。私は、約20年にわたり市会議員として活動をしてきた自分自身をリセットする気持ちで今日の講演を興味深く受講した。江藤教授のお話の中で、「議会は議決機関ではなく、議事機関である」との発言は、大きな触発を得た気持ちである。議論が議会の重要な生命線であるという本来のあるべき姿を表わす重要な文言である。インターネット社会の中で、議員も情報化の洪水に溺れそうになっているのが実情であるが、この早い濁流ともに言える時代に流れに押し流されることなく、住民自治を冷静に見る視座を持たなければならないことを痛感した。さらに、議員定数の考え方においても江藤教授は「議論ができる人数」という尺度で持論を展開されたことが非常に新鮮であった。私が理事を仰せつかっていた時、市会改革小委員会を提案し立ち上げた。現在、京都市会は、第4次の市会改革委員会で議論を進めているが、本日の江藤教授の講演の内容からすれば、少なくとも第5次の市会改革委員会は、住民の見える形(公開の場)で議論を進め、改革のプロセス(過程)を示し、住民と議会及び議員との協働作業で改革を進めるという新たな試みも視野に入れないければならない時代が到来していることを痛感した講演であった。

2009年11月28日 (土)

2010年予算要望を市長に提出

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11月26日午前10時、公明党市会議員団は、平成22年度(2010年度)の予算要望を、門川大作市長に提出しました。今回の予算要望は、従来の要望と異なり、前年度197項目あったものを132項目に絞込みました。また、市民にわかりやすい予算要望とするため、各局別に要望していた従来型の要望書を改善し、政策テーマ(方向)別に整理しまとめました。さらに、予算要望の基本理念を3つ提起しました。1点目は、京都市の将来を見据えた未来志向である予算であること。2点目は、多様化する市民ニーズに対応するためにも財政基盤を強固なものにするための予算であること。3点目は、時代社会の変化や緊縮財政状況のある中で影響を受ける市民生活を守る予算であること、です。

さらに、政策方向は、①未来にはばたく京都(京都創生・未来のまちづくり、環境先進都市、市民に愛される市政)、②住み続けたい京都(産業・経済の活性化、観光の振興、交通・住まいの充実、都市基盤の整備、安心・安全のまち、文化・生活の充実)、③ひとりひとりが輝く京都(福祉、高齢者、若者、子育て・教育)に分類しています。

政権交代による国との関係により、交付金や補助金等の確保が非常に先行き不透明な状況であるため、来年度予算編成も今後課題が大きい。京都市民の未来のためにしっかりとした予算編成を求めたい。

2009年11月24日 (火)

御池まちかど(路上)駐輪場オープニングセレモニー

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京都市は、環境先進都市として地球温暖化防止にも寄与する自転車利用の促進のため、マナー向上促進と放置自転車をなくす効果も狙う、路上に設置する街かど駐輪場の整備を進めてきました。地下に駐輪場を建設すると自転車1台当たり110万円のコストがかかりますが、路上ですとその経費がずいぶんと安価になります。視覚的にもマナー向上策としても路上駐輪場設置は、放置自転車の抑制策にもなるのではないかと期待をしています。私たち公明党議員団も、こうした取組みを推進するべく、レンタサイクルの創設等と合わせ予算要望をしてきたものです。11月24日早朝、御池シンボルロードに、御池基準のポリシーとした民間事業者による、御池まちかど駐輪場が新しくオープンしました。私も自転車利用の促進を強く訴えてきた湯浅光彦議員(右京区)と、まちづくり消防委員長の曽我修議員(伏見区)、地元中京区の木村力議員とともに、オープニングセレモニーに参加しました。駐輪場の料金精算機の電源もソーラーを利用するなど、環境にやさしい取組みが随所にされています。オープニングの式典が終了後に、実際に、自転車を駐輪する体験を若者の方々とともに、させていただきました。毎月16日はDo You Kyoto Day です。私も自転車を利用しなくてはと思ったセレモニーでした。

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