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2009年11月30日 (月)

分権時代に求められる議会改革

11月30日午後より、市会本会議場において、議員研修会が開催されました。この日は、山梨学院大学の江藤俊昭教授を迎えて「分権時代に求められる議会改革」と題して講演をいただいた。新しい議会の方向性は、そのまま新しい議員像にリンクするものであり、議会を構成している選挙で選任された議員自身の意識改革がなければ、議会改革も絵に書いたモチとならざるを得ない。私は、約20年にわたり市会議員として活動をしてきた自分自身をリセットする気持ちで今日の講演を興味深く受講した。江藤教授のお話の中で、「議会は議決機関ではなく、議事機関である」との発言は、大きな触発を得た気持ちである。議論が議会の重要な生命線であるという本来のあるべき姿を表わす重要な文言である。インターネット社会の中で、議員も情報化の洪水に溺れそうになっているのが実情であるが、この早い濁流ともに言える時代に流れに押し流されることなく、住民自治を冷静に見る視座を持たなければならないことを痛感した。さらに、議員定数の考え方においても江藤教授は「議論ができる人数」という尺度で持論を展開されたことが非常に新鮮であった。私が理事を仰せつかっていた時、市会改革小委員会を提案し立ち上げた。現在、京都市会は、第4次の市会改革委員会で議論を進めているが、本日の江藤教授の講演の内容からすれば、少なくとも第5次の市会改革委員会は、住民の見える形(公開の場)で議論を進め、改革のプロセス(過程)を示し、住民と議会及び議員との協働作業で改革を進めるという新たな試みも視野に入れないければならない時代が到来していることを痛感した講演であった。

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