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2006年12月

2006年12月20日 (水)

観光客5000万人構想

観光客5000万人構想は、ミレニアム選挙と言われた2000年の京都市長選挙の際に、桝本頼兼京都市長がマニフェストとして提起したものである。その後京都府知事も連携を京都府では8000万人構想となっている。現在京都市は新観光振興計画をもとに2010年を目標に5000万人を着実に達成しつつあるが、次代の踏まえ再考することも重要である。

戦後最大のツーリズム・プロジューサーと言われたアラン・フォーバスは、観光客の集客戦略として「ヒストリー(歴史)」、「フィクション(物語や夢)」、「リズム・アンド・テイスト(音楽と食事)」、「ガール・アンド・ギャンブル(女性とギャンブル)」、「サイトシーング(景色と気候)」、「ショッピング(商品)」、の6つの視点を挙げている。この6つすべてを網羅することはない。3つでいいと彼は言っているのである。

京都をこれに当てはめると、ギャンブルだけがそぐわないが、5.5項目を満たしていることに気づくだろう。これは他都市にとって脅威である。こう考えれば京都というところは、わざわざ5000万人などと言う必要のない地域なのである。5000万人構想は多くの関係者の知恵と努力で推進されていることは十分に承知もし応援もしている。しかしここらでコーヒーブレイクをし、京都の2010年以降の観光政策を考えてみたいものだ。

2006年12月17日 (日)

指定管理者制度の改善

指定管理者制度については、私は以前から市政改革の大きな柱として制度導入を訴えてきました。一昨年から委託化を進めてきている指定管理者制度は、市民サービスの一層の向上と事務事業の効率的実施を目的に導入されてきたものです。しかし指定管理者を誰が、どの基準で、どのように評価し、いつまで委託化するか等の課題を克服し、公正公平で透明性のある手続きがとれるシステムを確立することが極めて重要です。

平成18年9月定例会の審議でも、指定管理者との委託契約の際、もしも指定管理者が委託後に事件を起して委託する管理者としては不適格な事態が発覚した場合に、契約書の中には契約解除規定が書かれていないことを私は指摘し、その後改善が図られました。

そして今回の審議の中でも私は、また新たな改善視点として、指定管理者が選定委員会で得た得点を委託期間にどれだけレベルアップできるかという仕組みがないことを指摘しました。具体的には、委託契約後の期間内において定期的に進行状況を評価する仕組みを創設すべきと考えます。選定委員会とは別に評価委員会を設置することがそのためにも必要です。これは契約期間が3年や5年である指定管理者が契約終了時期に、再度選定委員会で審査する際、どうしても継続委託をすることになりがちであることの改革につながるものです。また新規参入の機会を拡大することにもなり一層制度の改善が図れるものと確信します。

2006年12月15日 (金)

11月定例会閉会

11月定例会が12月15日閉会しました。平成17年度一般会計決算等の議案を慎重審議を行い賛成多数または全会一致で可決いたしました。

今回の審議の中で特に注目すべき論点は、(1)保育料の滞納問題、(2)市職員の市営住宅家賃・保育料・固定資産税滞納問題、(3)一元化児童館と国の放課後子どもプランとの整合性、(4)景観政策が活発に議論されたことである。今後それぞれの課題に京都市は徹底して取り組んでほしいものです。

最後に、議会から国及び府に対して下記の7つの意見書を可決しました。

(1)認定こども園の実施に関する意見書

(2)難病対策の充実に関する意見書

(3)医師、看護師等の医療従事者の確保対策の推進を求める意見書

(4)「日本司法支援センター」の更なる体制整備と充実を求める意見書

(5)森林、林業、木材関連産業政策と国有林野事業の健全化を求める意見書

(6)固定資産税の安定的確保(償却資産の評価制度の堅持)を求める意見書

(7)国際刑事裁判所設立条約批准に関する意見書

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