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2006年9月

2006年9月15日 (金)

障害者自立支援法等10月1日施行関連議案(厚生常任委員会付託議案審議)

障害者自立支援法と、健康保険法の一部を改正する法律の施行が10月1日となっているため京都市の条例も規定整備する必要があります。9月定例会は10月6日までとなっていますが、10月1日に施行するためには、それまでに議決する必要があるため厚生委員会に付託された4議案を、9月14日の厚生委員会で審議しました。

健康保険法等一部改正・・・現在は併用が禁じられている保険診療と保険外(自費)診療の組み併せ、特定療養費制度として認められていますが、今回の改正は、特定療養費制度を保険外併用療養費制度とすることで、保険診療と保険外診療の組み合わせが増加し、患者の経済的負担が軽減するものです。また療養病床に入院されている方と在宅療養の方との公平性の確保から、療養病床に入院される70歳以上の方の食費自己負担分を調理コスト費分もプラスする等、入院時生活療養費として創設し見直すものです。

障害者自立支援法10月1日施行・・・同法の10月1日施行分は、施設系サービスの5年間の経過措置に伴う旧法(支援費制度)支援施設に係る規定整備と、障害児施設の利用者負担の変更や障害児施設給付費への変更および、地域生活支援事業の創設に伴う事業移行と利用者負担の変更などについて京都市の関係条例を規定整備するものです。

障害者自立支援法の大枠のデザイン(デッサン)は国の法整備により出来上がりましたが、あとはこのデッサンにどのように色づけをするかが地方自治体に課せられた責務だと考えます。高い水準の障害福祉サービスを創り維持し発展させてきた京都市の制度は、支援法の理念を尊重しつつも施行にともなって逆行させてはならない。京都市はどの自治体よりもきめ細かな色彩で彩られたものでなくてはならない。その意味から、私は、4月施行時に京都方式として創設した国基準応益負担(1割)の半額設定と、階層区分の細分化、そして総合上限制度と保育料上限制度を高く評価しつつ、10月1日施行に対する、利用者負担軽減策と民間障害者施設への財政支援の拡充を訴えました。

2006年9月13日 (水)

一般質問(9月定例会本会議)

9月12日及び13日には9月定例会の本会議が開会され、代表制による一般質問が行われました。13日には公明党京都市会議員団を代表して、柴田章喜議員(左京区選出)、曽我修議員(伏見区選出)が下記の質疑項目で質問を行いました。公明党議員の質問に対し、桝本市長等は「公務員倫理評価システムの確立や公務員倫理の条例化に向けて積極的に検討する」「新生児を持つ新婚世帯や、介護及び障害者で紙オムツを利用されている方々を対象に京都市指定のゴミ袋を12月から無料配布する」「電動生ゴミ処理機の助成制度は、希望されるすべての市民の方々に適用するよう努める」等、積極的に取り組んでいく旨の答弁がありました。

----------柴田 章喜議員の質問骨子----------

(1)公務員の法令遵守の徹底と市民サービスの質的向上、(2)障害者自立支援法における知的障害児の2次判定の配慮、(3)がん対策として京都市立病院をがん治療の拠点病院への指定化、(4)京都市立病院における日本医学放射線学会専門医の確保セカンドオピニオンの制度化、(5)緩和ケア及び終末医療整備に向けての検討委員会の設置、(6)地域包括支援センターの定着化、(7)家庭ゴミ有料指定袋制実施における付帯決議の実施状況と、乳児・重度障害及び介護世帯における紙おむつ使用(介護保険におけるオムツ支給制度適用者)へのゴミ袋無料支給制度の創設、(8)ゴミだし啓発活動、について質疑を行いました。

----------曽我 修議員の質問骨子----------

(1)京都市職員不祥事問題の市長の認識、(2)信頼回復と再生のための抜本改革大綱推進の市長の決意、(3)環境局の解体的出直し方針の具体的スケジュールと改革手法、(4)公務員倫理評価システムの確立と公務員倫理評価の条例化、(5)停職中職員の社会奉仕活動の義務付け、(6)自殺予防対策、(7)子育て支援の拡充、(8)まちづくりファンドの推進、(9)景観まちづくりセンターの体制強化、(10)景観・環境教育の推進、(11)住宅施策の指針策定、(12)水垂地区における公園整備、について質疑を行いました。

2006年9月10日 (日)

京都市身体障害者団体連合会20周年記念

社団法人京都市身体障害者団体連合会(伊吹文明会長)が結成20年を迎えることになり、10日午後より結成20周年記念事業が関係団体来賓を交えルビノ堀川で盛大に開催されました。

私も京都市会厚生常任委員会の委員として参加いたしました。記念事業では1部式典、2部講演、3部懇親会となっており、1部の式典では伊吹文明会長の挨拶のあと来賓祝辞および紹介があり、高山弘副会長から会の20年の歩みの一旦が説明されました。最後にご尽力されてきた関係者の表彰が行われ1部が終了。

2部では、パネルディスカッション形式で「我々の福祉はどうなるか」をテーマに活発な意見が交わされました。自助・公助・共助の理念を創り上げていくことの重要性が再度確認されました。

中国の諺に「井戸の水を飲む人は、井戸を掘った人の労苦を忘れてはならない」という言葉があります。結成草創の志を私達も共に受け継がなくてはなりません。伊吹会長の「立場の弱い仲間のための団体であり、各団体がリーダーのエゴや自己満足は封殺すること。納税者の公助を期待する限り、障害者自身が共助の助け合いと障害の範囲での自助を逃げないこと」との話は、結成の原点を垣間見る思いがしました。20周年を迎えられた関係者の皆様の努力に心から敬意と感謝を申し上げますとともに、今後益々のご発展をお祈りいたします。

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