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2006年6月

2006年6月13日 (火)

京都市のゴミ、なぜ有料化するのか?

2006年10月1日から、家庭ゴミ及び資源ゴミ袋が有料指定袋制になります。有料化する理由は、大きく3点あります。

★ゴミ減量・リサイクルを一層促進するため

★環境にやさしいライフスタイルを確立するため

★地球温暖化の対策強化のため

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有料化は、ゴミの発生抑制を促進するための有効は手法として、国の廃棄物処理の基本方針に位置づけられており、各自治体でも制度導入によってその後ゴミの減量が進んでいるという実態調査結果があります。ゴミを出す人にある程度の負担感を持っていただくことによって、ゴミへの関心度が高くなり、減量化を一層促進させる効果的な政策だと言えます。

また循環型社会実現のためには、大量生産・大量消費・大量廃棄の現在の生活様式を見直すことが重要であり、有料化はそのきっかけとなる政策です。

さらに、地球温暖化の防止は待ったなしです。ゴミを焼却するエネルギーは、ゴミが多ければ多いほど二酸化炭素を多く排出します。第三回気候変動枠組締約国会議(COP3)が京都で開催され京都議定書発祥の地である京都市から脱温暖化社会実現のための取り組みを推進することが求められます。

2006年6月 9日 (金)

厚生常任委員会に出席

7日に厚生常任委員会が開催。保健福祉局からは、京都市立病院の患者データが総合情報システムに委託し管理しているNECの委託会社の社員がパソコンを紛失したことにより流出したことの謝罪がありました。また「誰もが納められる国民健康保険料」を徹底議論した結果、賛成多数で「保険料を値下げする」請願は不採択となりました。乳幼児医療費助成制度の拡充の請願は引き続き継続して審議することになりました。

環境局審議は、家庭ゴミ有料化10月1日実施に向けて、ごみ袋供給体制の現状と、諸課題について質疑を行いました。特に視覚障害者の方々への配慮を必要性を訴えました。

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Photo_23創作:七海 奏(ななみ かなえ)

作品名:かもめはかもめ

2006年6月 7日 (水)

2007年(団塊世代)問題

2007年問題2010年革命という言葉が昨年から聞かれるようになってきていますが、これは昭和22年から24年に生まれた世代(ベビーブーマー世代)が2007年から定年を迎えることにより雇用・社会保障制度など様々な問題が生じることをいうものです。戦後日本の発展は、この団塊世代が担ってきたといっても過言ではありません。しかし、団塊世代が定年を迎え会社から消えてしまうことによる影響は、今後の日本社会の大きな課題を突きつけています。

「2010年革命」を書いた筆者は、今後団塊世代のニーズはどのようなものかと模索し、歴史回帰・自然回帰・仲間回帰の3つのあげています。また、「団塊の行方」という大手研究所の調査では、今後の団塊世代のライフスタイルを7つに分類しています。

-------団塊世代のこれからの望むライフスタイル--------

(1)社会貢献派(27.4%)・・・周囲の人との交流を大切にし、ボランティア活動もしたいと考えている人

(2)スポーツエンジョイ派(22.5%)・・・健康のためや交流のために、スポーツをしたいと考えており、倹約は意識しない人

(3)倹約スポーツ派(12.5%)・・・スポーツや人々との交流は重視したいが、子どものことを考え、自分は倹約したいと考えている人

(4)倹約のんびり派(11.4%)・・・倹約しながら、のんびりと環境にやさしい暮らしをしたいと考えている人

(5)余生ひっそり派(10.7%)・・・積極的に周知との交流を図ったり、身体を動かしたりせず、静かに暮らしたいと考えている人

(6)自立エンジョイ派(8.1%)・・・家族と一緒の行動ではなく、単独で行動したいと考えている人

(7)仕事積極チャレンジ派(7.1%)・・・収入を得たいと考えており、また新しいもにも積極的にチャレンジしたいと考えている人

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このように考えると、社会も自治体も団塊世代のニーズや課題をどう把握して活かしていけるかが最大のポイントになると思われます。ここ5年間が勝負の年ですね。

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