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2006年5月

2006年5月22日 (月)

憲法フォーラム(第2回)を開催

Photo_13公明党京都府本部は、21日昨年の憲法フォーラムに引き続き、2006年憲法フォーラムを「教育基本法改正を考える」をテーマに、兵庫教育大学の梶田叡一学長と、山下栄一参議院議員並びに池坊保子衆議院議員を迎えて盛大に開催しました。

1947年施行以来初の法改正となる教育基本法は、現行法では高校や大学の位置づけが薄い上、時代変遷とともに、生涯教育社会教育という社会全体の教育の必要性など、足らざるものを補うことが求められています。

梶田学長からは、「今回の法改正が左右の思想的に偏った勢力でなく中道の公明党が入った与党によって推進された意義は極めて大きい」と公明党に対して高い評価の意見がありました。また同法案の「我が国と郷土を愛する態度を養う」との規定については、「国」が政府や統治機構とは思えず、妥当な表現に落ち着いた」と法案が、新時代の教育理念を明確に示した上で、国家主義の懸念を払拭したものであることを評価しました。

2006年5月21日 (日)

南区消防団総合査閲を実施

地域防災の担い手である消防団が一同に会して日頃の訓練を競う南区消防団総合査閲が、21日唐橋小学校で開催され、来賓として参加しました。

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南消防各分団の堂々の行進と一糸乱れぬ整列

京都市は平成18年度から20年の3ヶ年にかけて、(18年度は1900万円)自動体外式除細動器(AED)を205分団に対して整備することが決定しています。地域の安心安全を担っていただいている消防団の皆様がAEDを使いこなせることで、私達も安心です。

2006年5月19日 (金)

認知症の予防

介護保険制度の法改正により地域支援事業が創設され、介護予防事業として認知症予防対策が進められようとしています。超高齢社会の到来で現在、認知症の高齢者は約170万人、2015年には250万人と予測されており、誰もが認知症になりうる予備軍であることを考えると、他人事ではありません。認知症と上手につき合っていくことが重要な時代となってきています。そこで最近注目をされている認知症予防プログラムを学説も含め紹介しましょう。

それによると、欧米の研究でも、アルツハイマー病になる前に、低下する脳機能があることがわかってきており、普段から意識的に鍛えるようにすれば認知症を抑制できる可能性が高いことがわかりました。認知症の主な原因は、アルツハイマー病と脳血管障害ですが、脳血管障害は運動不足や肥満、食塩の取りすぎ等、生活習慣を見直すことが重要で原因が明確であることで、比較的対策を講じやすいものです。しかしアルツハイマー病は脳にアミロイドβたんぱくが沈着して神経細胞を死滅させる疾患ですが、なぜ発症するのか解明できていない状況にあります。しかし最近、認知症になる可能性の高い予備軍が存在することがわかってきたというのです。

アルツハイマー症になる手前に低下する脳機能には、①エピソード記憶、②注意分割力、③計画力(思考力)の3つがあるといわれています。エピソード記憶は、夕食に何を食べたかなど体験を記憶して思い出す機能。注意分割力は、複数のことを同時に注意を配りながらこなす機能。計画力は、物事を段取りする機能です。

実は認知症予防は、これらの三つの機能を高めることがポイントです。そのプログラムには、旅行・料理・園芸・パソコンなどグループ活動が極めて有効だとしています。たとえば、料理のプログラムでは、参加者がこれまでつくったことのない献立を話し合いながら考え、調理する。またプログラム開始前にはウォーキングなどの有酸素運動なども取り入れて脳に酸素を取り込み思考をつかさどる前頭葉野などの血流をよくし脳機能を高めることも重要だとしています。

情報化社会は便利になりましたが、現代社会はデジタル化された社会となり余裕・癒しのというものがない時代となってきています。人は、時間・空間・仲間という3つの間が必要だと思います。まさにこの3つの間を確立する柱はいうまでもなく、人間そのものです。やはり人間の機能は人間対人間同士の協働作業により向上し強化されていくものだと改めて認識しました。最高の認知症予防は対話と確信します。

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Photo_9 創作:七海 奏(ななみ かなえ)

作品名:ぱあっとひらける時がある

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