« 2006年2月 | メイン | 2006年5月 »

2006年4月

2006年4月30日 (日)

下からの政治(人間の政治)

「今、社会で人間への愛や思いやりは無視されているのではないか。特に自分を玄人と自負している政治家たちは、そんな言葉を軽蔑し腹の中であざ笑っているのではないか。ウソの言論、ウソの政治と戦うべきではないか。それは下からの政治である。機械の政治ではなく人間の政治、綱領(テーゼ)からではなく、人間の心から成長くる政治である」・・・・。私はこの透徹した哲学的言葉が好きだ。この言葉は、チェコを独立に導いた無血のビロード革命の指導者であるハベル大統領の言葉である。

実は、この言葉は今から13年前の私の広報宣伝紙に引用したものであるが、現在の政治状況や社会情勢を見ても、決して色褪せることなく光彩を放っている。

人間の政治。人間の心からの政治が実現していない証左でもあろう。わが国の戦後の運動は、確かに学生運動や労働運動など無血革命とは言いがたい運動ではあったが、しかし戦争は起きなかった。しかし心の戦争が現在の精神の荒廃を招く結果になったことは誠に皮肉である。平和や人権は、尊い先駆者の血の上に成り立っていることを思う時、混迷の時代を切り拓く今こそ、政治家が血と汗を流す時である。だからこそ庶民大衆の中に入りきった精神闘争が不可欠である。

2006年4月28日 (金)

浮島とも子参議院議員を迎えて盛大に南支部会を開催

Img_0505 

Img_0495_1 

公明党京都府本部南支部(支部長:大道義知市会議員)は、4月27日京都市南区内において、支部会を開催しました。党幹部として浮島とも子参議院議員が東京からトンボ帰りで出席。

自身体験のエピソードを交え国会論戦の状況を語り、文化芸術力を高める政策の重要性を訴えました。公明党が推進する少子化対策として女性と健康の話もまじえ、特に乳がん死亡率の状況を踏まえ、女性のマンモグラフィー乳がん検査の必要性を強く訴えました。

会合では、大道義知市会議員が、予防重視、医療の適正化、新医療制度の創設を柱とする医療制度改革の政治学習も行いました。

2006年4月26日 (水)

改革はじわっ、じわっと・・・小泉改革に思う

政治とは情熱と判断力の二つを駆使しながら固い板に力を込めてじわっじわっと穴をくりぬいていく作業である。もし、この世で粘り強く不可能なことを目指さなければ、およそ可能なことの達成もおぼつかないということは全く正しく、あらゆる歴史の経験がこれを証明している」とは政治学の雄マックス・ウェーバーの言葉である。

先日の千葉の衆議院補欠選挙は、僅差で民主党候補が辛勝した。急激急速な改革に対しての国民の悲観的感情も作用したのかもしれない。バブル経済崩壊後の金融危機の直面していた7年前の日本の政治状況は、まさに先行き不透明であった。公明党が連立政権に当時参画したのは、そうした金融危機打開はもちろんのこと「改革と安定」を目指しての行動だった。自自公政権、自公保政権である小渕首相、森首相を経て現在の自公連立政権となり小泉首相を支えるに至っている。

公明党は庶民大衆の党であり人間主義を政治理念としている政党である。現在の改革のスピードはアクセルを踏んでの成果であり、その結果年金・医療・介護の改革をはじめ様々な政策分野で時代即応と展望のある実績を創り上げたことは事実である。

小泉首相と小沢民主党党首の対決は、どちらにしても改革のスピードとその実現力である改革力で勝負する政治家である。国民は、改革の必要性が十分に認識しているが、ちょっとこの辺でじっくりと今までの改革の流れを思い起こし、冷静に判断することを望んでいるのではないかと思う。ブレーキは踏まなくとも、エンジン減速でエンジンブレーキをかけてほしいものだ。

わが国の将来のために、安心・安全なセーフティネット社会を構築するためには、スピードをちょっと落し、人間に視点をおいた「じわっじわっとした粘り強い改革」が求められる。その役割を担うのは人間主義政党・公明党しかない。

アクセスランキング

Google
WWW を検索
このブログ内を検索