カントリー

2015年6月27日 (土)

Wild Geese(ワイルド・ギース)

TENNESSEE WALTZ   / Wild Geese
YouTube: TENNESSEE WALTZ / Wild Geese

おそらく日本のカントリーミュージック史で、最古のグループが、ワイルド・ギースであろう。田中益五郎氏(アコーディオン)は今も健在。毎月自宅でホームライブを続けておられ、関西各地域からカントリーファンが土曜日の夜に嬉々として集われ、ジャムセッションを夜遅くまでされている。ご高齢にもかかわらず益々お元気な御姿を拝見し、刺激される日々である。私も幾度となくお邪魔したのだが、最近は多忙を極めていたこともありご無沙汰しっぱなしである。

田中益五郎氏は、同志社大学軽音楽部卒業で、長い経験と人脈を生かし、アメリカのカントリー一大イベントであるオープリーを日本でも開催したいとの強い思いから「京都オープリー」を創設し、毎年2月~3月にかけてカントリーバンド大集合の一大イベントを続けておられる。

2015年6月26日 (金)

尾崎ブラザーズ(Ozaki Brothers)

尾崎ブラザーズ Ozaki Brothers 2010
YouTube: 尾崎ブラザーズ Ozaki Brothers 2010

尾崎ブラザーズは、日本のブルーグラス界の大御所。大先輩で誰もがレジェンドと称賛する兄弟です。ご兄弟それぞれは、民間会社でご活躍されていましたが、定年後から本格的に活動を開始。日本のブルーグラスイベントでは常連。京都の円山音楽堂で秋に開催されるカントリードリーム(野外ライブ)でもよく出演されています。この動画は2010年のライブ映像。

尾崎兄弟は、アメリカのトラッドなカントリー曲(ブルーグラス曲)を中心に活躍しルーヴィン・ブラザーズの曲をよく歌っています。またカントリーの本場アメリカのナッシュビルに出向き、ブルーグラスの曲を歌い大喝采を受け、後に日本人としてははじめてとなるカントリーの「殿堂入り」を果たした偉大な兄弟です。

私も、もう10年ぐらい前に、京都が生んだイーストマウンテンボーイズの結成記念の小ライブが開催されたとき、ご案内を頂き、喜んでお邪魔させていただきました。その時は残念ながら尾崎さんの弟さんはお仕事で来られませんでしたが、お兄さんが東南アジアで購入してきた安価なギター(実際にはインレイが多様に施されている高級感のあるギター)を自慢されていました。私は失礼ながらそのギターをお借りして1曲歌わせていただいたのが一生の思い出です。

尾崎ブラザースの素晴らしいヨーデル
YouTube: 尾崎ブラザースの素晴らしいヨーデル

2015年6月25日 (木)

Lookin' Out My Back Door(CCR)

Creedence Clearwater Revival: Lookin' Out My Back Door
YouTube: Creedence Clearwater Revival: Lookin' Out My Back Door

Looking Out My Back Door text in description
YouTube: Looking Out My Back Door text in description

クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル略してCCRの、軽快なカントリーロック曲。高校時代に聴いたときは、大きな衝撃を受けた一曲だ。その後は、プラウドメアリー等が大ヒットし一躍スターダムにのし上がった。CCRは、ジョン・フォガティ(ギター・ヴォーカル)、トム・フォガティ(サイドギター)、ステュ・クック(ベース)、ドン・ハリソン(ドラム)のメンバー編成で不動の地位を得た。最初は5人編成のグループだっとようで、ドブロギターが加わっていた。4人編成の時が長く続いたが、最終的には、ドラムのドン・ハリソンはドン・ハリソン・バンドを結成し活動をしたが、冴えなかった。ジョン・フォガティは今でもソロ活動で元気だ。ジョン・フォガティのシャウトするドライブ感のあるヴォーカルに魅せられた若者も多いだろう。高校時代の文化祭では、彼の「雨を見たかい」を演奏していたグループもあった。

彼らは日本にも来日したことがあり、駆け出しのころは、ビートルズ東京公演の前座を務めたと聞いている。またCCRの更にその前の前座を務めたのは、GAROであったと言い伝えで聴いた。真実がどうか証明できる人が出てくればありがたい。

2015年6月18日 (木)

American Flyer

American Flyer - I'm Blowin Away
YouTube: American Flyer - I'm Blowin Away

American Flyer Track 2 - Such A Beautiful Feeling
YouTube: American Flyer Track 2 - Such A Beautiful Feeling

アメリカン・フライヤーは、まさに伝説のグループといっていいだろう。グレイク・フューラーと、エリック・カズのデュオが織りなす世界は、まさにウエストコーストの真髄といってもいいくらいだ。

以前、京都の小さなライブハウス「拾得(じゅっとく)」に、エリック・カズが来日しコンサートがあった。ソロ活動での来日だったこともあったし、来日したころはすでに彼らの時代は終わりを告げていたこともあり、マニアなファンが駆けつけたというライブだった。ピアノとギターソロでヴォーカルというシンプルなライブだったが、いまだに色あせることなく記憶に残っている曲が、I'm Blowin Awayだ。エリック・カズは、メロディックな曲を、グレイク・フューラーはアップテンポなポップな曲を好んだようだ。

2015年6月11日 (木)

Cowgirl in the Sand(The Byrds)

The Byrds- Cowgirl in the Sand The Byrds
YouTube: The Byrds- Cowgirl in the Sand The Byrds

ロジャー・マッギン、ジーン・クラーク、ディヴィッド・クロスビー、クリス・ヒルマンという最強メンバーが集まったバーズは、アメリカンロックを語る上で欠かせない。この曲は、もともとニール・ヤングのオリジナル曲で、孤独の旅路と同様に重い曲であるが、バーズでは、軽快なカントリーリズムにアレンジし、イージー・ライダーの映画挿入歌にような雰囲気で聴かせる。

私も、高校2年の時に、コンサートで演奏した曲の一つ。ニールヤングはAmから始まる曲だが、バーズはGから始まる曲となっている。

2015年6月 7日 (日)

それではさようなら(POCO)

Poco - Live- Just In Case It Happens/Grand Junction/Consequently So Long (DeLIVErin') 1971
YouTube: Poco - Live- Just In Case It Happens/Grand Junction/Consequently So Long (DeLIVErin') 1971

カントリーロックグループPOCOは、日本でもマニアがたくさんおられます。岡山出身のディスクジョッキー清水敏夫さんはその第一人者といっていいでしょう。2~3度お会いしましたが熱く語っておられました。

POCO(ポコ)は、リッチー・フューレイ(バッファロー・スプリイング・フィールド)、ポール・ヤングテモシー・シュミットジム・メッシーナが中心となってできたグループ。

ガロが円山音楽堂ライブで歌った中で、POCOのConsequently So Long(それではさようなら)という曲があった。とにかくカッコいい曲だった。You Tubeでも彼らのライブアルバムの中のメドレー曲の中にしかない。私も高校時代のバンドで、相方の影響でバーズやポコ等、カントリーロック系の曲を多く演奏した時期がありました。

2015年6月 5日 (金)

永遠の絆(Nitty Gritty Dirt Band)

Nitty Gritty Dirt Band - Will the Circle be Unbroken.wmv
YouTube: Nitty Gritty Dirt Band - Will the Circle be Unbroken.wmv

これぞ、ブルーグラス・ゴスペルの定番中の定番の曲。ライブでも最後のエンディングで、出演者全員が集合して大合唱する曲で、アメリカに伝わるトラディッショナル・ゴスペル・ソングである。

私が高校生の時に、「永遠の絆」というタイトルの3枚組のアルバムを知った。これも友人の兄が情報源。当時多くのビックアーティストが集合したアルバムだったが、このアルバムの主役こそニッティ・グリッテイ・ダート・バンドである。彼らは、カントリーのあらゆるジャンルの音楽を奏で、しかも全員がたくさんの楽器を操る。今でも毎年「永遠の絆」というシリーズのライブをやり続けており、毎回、いろんなメンバーが登場する。

私が友人と結成したジェットソン・スキッフル・バンドも、実はニッティ・グリッティ・ダード・バンドの雰囲気を受け継ごうとしたバンドで、彼らの曲はもちろん、POCO等、カントリー・ロック系の曲をたくさん演奏した。このころの日本では、フォークブームとなってきており、ほとんどが、井上陽水やかぐや姫、アリス等のコピーバンドであったが、自分達のグループだけは非常にマニアックで異彩を放っていたと今さらながら思う。

2015年6月 4日 (木)

Peaceful Easy Feeling(Eagles)


YouTube: The Eagles - Peaceful Easy Feeling

1970年代のウエストコーストのミュージックシーンをリードしたイーグルスのファーストアルバムのB面に終わりの方に収められた隠れた名曲でジャック・ティンプチンが書いた曲。A面の1曲目はいわずもがな、テイク・イット・イージーだ。イーグルスは、グレン・フレイと、ドン・ヘンリーの2人の個性が織りなすウエストコーストサウンドを代表するグループだが、グレン・フレイは、カントリー風の曲には本当によく似合う声質だ。グレン・フレイは、イーグルスを結成する前は、ジョン・デイヴィド・サウザーと、ペニーウイッスル&ブランチというグループで活動し、さらにメキシコ出身の歌姫リンダ・ロンシュタットのバックバンドとしても活動していた。イーグルスは、ポコのベーシスト、ランディ・マイズナーと、フライング・バリッド・ブラザーズのマルチプレーヤー、バーニー・リードンも合流することになる。まさにこの曲は、その淵源を今に伝える名曲だ。ジャック・ティンプチンのソロアルバムでは、しっとりとバラードで歌い上げているから味わいがある。その時のバックを務めていた女性歌手は確か、ジェニファー・ウォーンズだったと記憶している。

今でも、多くのミュージシャンが歌い続けている。

2015年6月 3日 (水)

Teach Your Children(Crosby,Stills & Nash)

小さな恋のメロディのエンディングに流れていた曲で、C,S,&Nを一躍有名にした曲。マーク・レスターとトレシー・ハイドの子役の演技で青春の甘い思い出があふれる。この曲はその後、多くのミュージシャンが歌った。Crosby,Stills & Nashのセカンドアルバム「デ・ジャヴ」に収められた曲で、もちろんGraham Nashの曲。彼はいつもメロディックな曲を創るミュージシャンだ。

Teach your Children - Crosby, Stills and Nash (Live with lyrics)
YouTube: Teach your Children - Crosby, Stills and Nash (Live with lyrics)

やはり彼らの魅力は、ギターとコーラス。カッコいいライブ。