ブルーグラス

2023年11月23日 (木)

Authentic Unlimited Fall In Tennessee


YouTube: Authentic Unlimited - "Fall In Tennessee" (Station Inn Performance Video)

ブルーグラス界の新星グループAuthentic Unlimited Band。
ドイル・ローソンがツアーから引退したことを受けて、残ったメンバーに、ジェシー・ブロック(マンドリン)が参加して、結成されたグループ。
クイックシルバーのサウンドを引き継いだ名人芸とも言える楽器アンサンブルと洗練されたハーモニーはで魅了する。ドイル・ローソンから引き継いだ、ブルーグラスサウンドは健在。特に、ハイトーンのヴォーカルは神の領域に達するほどだ。ブルーグラスの魅力は、ハイトーンなハーモニーが特徴だが、日本人ではなかなか彼らのハーモニーまでには到達できない領域である。それにしても、ドイル・ローソンの功績は偉大である。クイックシルバーというグループを軸に、若手ブルーグラスの人材群を常に輩出している傑出したミュージシャンだ。

2023年9月 9日 (土)

JD Crowe,Paul Williams,Doyle Lawson ~ My Walking Shoes Don't Fit Me Anymore


YouTube: Supergroup JD Crowe, Paul Williams & Doyle Lawson!

とにかくスーパーグループの名に最もふさわしいメンバーのユニット。
バンジョーは、もちろんJDクロウ、マンドリンは、ポールウイリアムズ、ギターには、めずらしくドイルローソン。バックメンバーは、ドイルローソン率いるクイックシルバーの若手がサポート。

ステージも、JDクロウのグループ、ニューサウス時代のスタンス。JDクロウが、前奏を右端マイクで行い、コーラスに入ると、真ん中のヴォーカルマイクに移動。ブルーグラスをやっているものなら、昔このスタイルがとってもかっこいいものだった。
まったく力みや無駄が一切ない、これぞトラッドグラス!と言える余裕の演奏。老齢になってもレジェンドとして君臨している彼らの姿は、ブルーグラスの本場の奥深さを垣間見る思いだ。

2023年8月27日 (日)

Larry Cordle & Lonesome Standard Time~Highway 40 Blues


YouTube: LARRY CORDLE & LONESOME STANDARD TIME perform HIGHWAY 40 BLUES!

ラリー・コードルのグループであるロンサム・スタンダード・タイムの、ハイウエイ40ブルース。

安定したバックアップ陣に、技術と経験の奥深さを感じます。

2023年8月26日 (土)

Larry Cordle~Black Diamond Strings


YouTube: Larry Cordle "Black Diamond Strings"

ラリー・コードルのユニットで、ブルーグラスの中でもメロディックな曲を、余裕をもって仲間たちと演奏。私の好きなメロディラインである。ラリーが歌う曲は、Highway 40 blues等こういった旋律が多い。ギブソンブラザーズの、Ring Bellを彷彿とさせるところもあります。ギター弦「ブラック・ダイヤモンド・ストリング」というギター弦と古いギターが、自分と自分が恋した彼女を取り戻すものだと回顧している男の歌。

ブルーグラス界のミュージシャンの多くは、いくつもの楽器を弾きこなしており、どれも一流レベル。
間奏パートで、ラリーもギターソロを聞かせているが、オーソドックスなラインで気持ちいい。
しかしいつも思うのだが、ラリーのギターの持ち方では、なかなかギターを上手く弾けないのではないかと心配する。自由なアメリカでは、型にはまった日本と違い、そんな心配は無用なのでしょう。

2023年4月22日 (土)

Larry Cordle,Carl Jackson & Val Storey


YouTube: Larry Cordle, Carl Jackson and Val Storey Sing Cord's Song, "Yardbird" at The Station Inn

ブルーグラスの御御所、カール・ジャクソンと、ラリー・コードル、紅一点のヴァル・ストレーのトリオのライブ。ベテランの味満載で、余裕のプレイを聞かせてくれる。

ラリー・コードルのコミカルな曲「ヤードバード」。ヴァルも白髪だが、色っぽい。ラリーのギタープレイは、余り日本人にはないタイプ。通常、彼のギタースタイルではコードを抑えたり、弾くのに苦労するに違いないと思えるほどのスタイルだ。
それにしてもカールは、すべての楽器の熟知している。往年プレーヤーのライブはいい。

2023年2月19日 (日)

Joe Mullins and the Radio Ramblers


YouTube: Focal Point Presents Joe Mullins and the Radio Ramblers

バンジョーピッカーのジョー・マリンズ率いるラジオランブラーズの新しいメンバーでの演奏。
ブルーグラス界では、草分け的存在で、トラディッショナル・グラスというグループで活躍。音楽ジャンルは、ゴスペル系のブルーグラスを得意とする。より洗練された形になっている。

2022年4月25日 (月)

Billy Strings & Don Julin


YouTube: Billy Strings & Don Julin - Full Performance (Live on KEXP @Pickathon)

以前からブルーグラス界では,注目をされていた若手フラットピッカー。彼のプレイは,トラッド系のブルーグラスではなく,極めてパワフルで,ブルージーな雰囲気を併せ持った逸材。たくさんのプレーヤーと共演している。マンドリン奏者ドン・ユーリンとのシンプルな共演。ごまかしが利かないユニットだ。

2022年4月22日 (金)

Martin Taylor,Bryan Sutton


YouTube: Martin Taylor and Bryan Sutton playing Jazz Guitar: "Napa Swing"

私とほぼ同年齢の、イギリスのジャズギタリストのマーチン・テイラー。現代最高のギタリストと言われる一人。特にフィンガースタイル奏法の名手として知られている。
一方、ブルーグラス界でフラットギターの名手であるブライアン・サットン。2000年ごろから、ブルーグラスのコミカルバンドでもあるホット・ライズのギタリストでも参加。その後、リッキー・スギャックスが率いるケンタッキー・サンダーにも参加。
しかし、ギターだけでなく、マンドリン、バンジョー等も弾きこなし、特に音楽ジャンルも広い。

2022年4月13日 (水)

Fortune/Walker/Rogers/Isaacs


YouTube: Fortune/Walker/Rogers/Isaacs - You’re Only Lonely (Live At Columbia, TN/2020)

カントリー、ブルーグラス等の第一人者たち4人、Jimmy Fortune,Bradley Walker,Mike Rogers,Ben Isaacsによるユニット。最近、YouTube上で注目されている。曲も、JDサウザーの名曲「ユアー・オンリー・ロンリー」をカバー。

2016年12月 1日 (木)

Bluegrass Chirstmas


YouTube: Bluegrass Christmas Medley | The U.S. Army Band's 2015 American Holiday Festival

アメリカという国は、底知れぬ自由を持ち合わせている。軍隊にブルーグラスバンドがあるとは。今の時期、クリスマスソングで盛り上がろう。

2016年7月11日 (月)

Lonesome Meadows


YouTube: LONESOME MEADOW @ Silver Dollar City / "Beaumont Rag"

これはこれは「きょうだいバンド」のロンサム・メドウ。若いのに凄腕のフラットピッカーである。ギターのこの奏法を立ってプレイするのは至難の業であるが、いとも簡単にやってのけている。おそらく小さいころからギター三昧の生活だったのでしょう。うらやましい限りです。またバンジョーピッカーも本当にうまい。紅一点はおそらく姉であろう。バンドとして花を持っている。人気もさぞかし高いグループと推察する。

2016年6月30日 (木)

Balsam Range

Balsam Range - Burning Georgia Down
YouTube: Balsam Range - Burning Georgia Down

やあ、最近のブルーグラス界は健在です。こんなグループが活躍しているのですから、体つきは重量フォワード級で見た目はかっこよくないですが、とにかくスーパーピッカーの集まりだ。

2016年5月15日 (日)

Bill Clifton & Jimmy Gaudreau

Bill Clifton & Jimmy Gaudreau - Where the Willow Gently Sways
YouTube: Bill Clifton & Jimmy Gaudreau - Where the Willow Gently Sways

Sunny Side Of Life-Bill Clifton & Jimmy Gaudreau
YouTube: Sunny Side Of Life-Bill Clifton & Jimmy Gaudreau

ギターのビル・クリフトンとマンドリンのジミー・グッドローのデュオ。ブルーグラス及びフォーク特にマウンテンミュージックとして素晴らしい演奏を提供している。日本語訳では、「陽のあたる道」という曲名で、以前高石ともや&ナターシャセブンのレパートリーとして歌っていた曲。

ビル・クリフトンのギターのベースランニングがいい。さらに、フラットマンドリンでは、ジミーがいい演奏をしている。ジミーは、トニーライス&ユニットでもジョイントして素晴らしい演奏を提供している。彼のマンドリンは、アダム・シュティフィ等の音とは異なり、極めて繊細な音でプレイを展開する。

2016年5月 9日 (月)

The Cox Family


YouTube: The Cox family - I am weary, let me rest (with lyrics)

ブルーグラスを全面に打ち出した映画「O'Brother」の挿入歌を歌うグループとして有名。ファミリーならではの安定感、安心感がある。リードヴォーカルの声質や歌い方が、Alison Krausによく似ていることもあり、Cox FamilyにはAlison Krausがよくフューチャーしている。

2016年3月 6日 (日)

Joe Mullins & The Radio Ramblers

Joe Mullins & The Radio Ramblers: Our Old Kentucky Home | Jubilee | KET
YouTube: Joe Mullins & The Radio Ramblers: Our Old Kentucky Home | Jubilee | KET

ゴスペルブルーグラスで永年息の長い活躍をしているバンジョーピッカーのジョー・ムリンズ。彼は、トラディッショナル・グラスでアメリカブルーグラスを牽引してきた。特にゴスペル系の音楽を得意とするグループで、現在は新メンバーを結成し活動している。この曲は、とってもメロディックな曲で、ゴスペル系の曲というよりもいい感じ。ドイルローソン&クイック・シルバー系の音楽センスである。マンドリンの間奏が少し調弦ピッチの狂いがあり残念。