ロック

2023年4月17日 (月)

Smoke gets in your eyes ~ JD.Souther


YouTube: Smoke gets in your eyes (1989 Always) JD Souther

山火事消火隊の人間ドラマを描いた1989年の映画「ALWAYS」の挿入歌。主役のリチャード・ドレイファスは、「グッバイ・ガール」などでも活躍。その後、未知との遭遇で一躍名優に。
挿入歌「煙が目に染みる」は、プラターズの名曲だが、もともとは、映画「ロバータ」のテーマ曲で有名。
ALWAYSの映画の中では、男社会の現場で働く男勝りの女性が、男性に恋をして女性らしいドレスで登場するときに、ライブで歌われる。その歌手こそ、JDサウザーである。彼は、イーグルスのグレン・フライと、デュオを結成したこともある過去を持ち、その後イーグルスの多くの曲を提供している。また、独自に、ポコのリッチ―・フューレイと、バッファロースプリングフィールドのクリスヒルマンとの3人でサウザー・ヒルマン・ヒューレイ・バンドを結成したが、大ヒットはなく終わってしまった。しかし、JDの曲は、非常に抒情的で聞かせる曲が多い。

2022年8月29日 (月)

Takin' It To The Streets


YouTube: The Doobie Brothers - Takin' It To The Streets (Live)

イーグルスと並んで、1970年代のアメリカンロックの雄であるドービー・ブラザーズ。デビュー時は、パット・シモンズとトム・ジョンストンの2枚看板で、リッスン・トゥ・ザ・ミュージック等の曲で大ヒットとなった。しかし、トム・ジョンストンの脱退により、これで終わりかと思っていた時、スティーリー・ダンのキーボード奏者であった、マイケル・マクドナルドが加入し、第二のドービーとして再出発。最初は、トムのボーカルに慣れているファンにとって、がっかりさせるサウンドだったようだが、シティポップ的感性とセンスにより、次第に頭角を現し、ホワット・フール・ビリーブス、ミニット・バイ・ミニット等が矢継ぎ早に大ヒット。グラミー賞となる。
その草分け的アルバムが、パット・シモンズがサングラスをかけた写真が表紙を飾る「ドービー・ストリート」であり、その1曲目が、かっこいいイントロとリズムセクションではじまる。

ドービーのメンバーが変遷し入れ替わっても、この曲は永遠の曲として今でもライブで必ず演奏する曲である。

2016年4月 3日 (日)

John David Souther

Matraca Berg/JD Souther/Faithless Love (live 1991)
YouTube: Matraca Berg/JD Souther/Faithless Love (live 1991)

ジョン・デビット・サウザー通称、JDサウザーは、いうまでもなくウエストコーストサウンドを支えてきたアーティストである。イーグルスのグレン・フレイとデュエットを組んだジョニーペニッスル&ブランチだったと思うがグループを組んでいた。

その後、イーグルスの曲でも、我が愛の至上、ニュー・キッド・タウンなどのヒット曲の影には、必ずJDサウザーがいた。

とにかく渋いシンガーである。私も、以前、大阪のブルーノートに来たときライブを観に行った。たまたま別のシンガーのライブにゲストで来ていた彼が飛び入りで歌った歌が、この歌。ギター一本でかっこよかった。

2016年3月27日 (日)

Don Felder

Don Felder Band - Peaceful Easy Feeling - RLC III Feb 2015
YouTube: Don Felder Band - Peaceful Easy Feeling - RLC III Feb 2015

ドン・フェルダーは、イーグルスのリードギタリストとして、ホテル・カルフォルニアジョー・ウォルシュとともにセンセーショナルにデビューしたプレーヤーである。しかし、彼はすでに「呪われた夜」のLPジャケットにイーグルスのメインメンバーの裏に、亡霊のように映っているのである。この「呪われた夜」のねちっこいギターの音色でバックギターを務めている。それまでのイーグルスサウンドと一線を画することになった。最近では、いいおじさんになり、ドン・フェルダー・バンドとして渋く活躍している。この映像では、イーグルスのファーストアルバムのカントリー色の強い「ピースフル・イージー・フィーリング」を彼が演奏している。彼のボーカルもグレン・フレイまではいかないが、なかなかいい雰囲気を醸し出している。かっこいい渋い余裕のある演奏に円熟味を感じる。

2016年3月13日 (日)

Randy Meisner


YouTube: One More Song - Randy Meisner


ウエストコーストサウンドの歴史を支えてきたベーシストであるランディ・マイズナー。1960年代、カントリーロックグループのベーシストとしてスポットを浴び、その後はイーグルス結成へ。
イーグルスでは、カントリー色の強い曲想で、バーニン・リードンとともに、グループをリードしてきたが、ホテルカリフォルニア以降、ロック系色が強くな、リードギターのバーニーとともに、イーグルスを脱退。同じポコのベーシストであったティモシー・シュミットと入れ替わる形で、ソロ活動へ転身。しかし、ソロ活動ではなかなかヒットを出せないまま晩年を過ごしてきたが、熟年ライブ等ではゲストとして元気な顔を見せてくれている。彼のソロアルバムの第一弾。バックコーラスには、イーグルスの仲間も参加し豪華なバック陣。中でもメロディアスな曲が「ワン・モア・ソング」。彼自身の栄光の歴史をもう一度!との思いがダブってくるサウンドである。

2015年9月25日 (金)

Allman brothers(オールマン・ブラザーズ)

The Allman Brothers Band - Full Concert - 01/16/82 - University Of Florida Bandshell (OFFICIAL)
YouTube: The Allman Brothers Band - Full Concert - 01/16/82 - University Of Florida Bandshell (OFFICIAL)

オールマン兄弟とディッキー・ベッツを中心に一世を風靡した、サザンロックグループのオールマン・ブラザーズ。ミスター・ランブリンマンや、ジェシカ等、ノリノリの泥臭いサザンロックの響きは、後に多くのミュージシャンに影響を与えた。

2015年9月16日 (水)

合衆国最後の日(ビリー・プレストン)

My Country 'Tis Of Thee
YouTube: My Country 'Tis Of Thee

Twilight's Last Gleaming trailers
YouTube: Twilight's Last Gleaming trailers

大学時代だったか。記憶が定かでないのだが、私が政治的な映画が好きになるきっかけとなった映画が、合衆国最後の日である。バート・ランカスターが主演の核ハイジャックの物語。アメリカ大統領に立ち向かうテロリスト。しかしバートが扮するテロリストは、正義で大統領と交渉。最後は大統領が勇気の決断をするが、副大統領の裏切りにより、大統領もテロリストもすべて殺される。息絶え絶えの大統領に寄り添い、微かな言葉を発する大統領の誓約の言葉に、首を縦にふることなく無言で見つめる副大統領。その直後、映画の最終曲ビリープレストンの曲が流れる。アメリカ合衆国最後の意味が何かしら実感する映画であった。今でも鮮烈な印象を持って覚えている。

2015年9月 8日 (火)

Rose Of Cimarron(POCO)

Poco-Rose of Cimarron
YouTube: Poco-Rose of Cimarron

バッファロー・スプリング・フィールドの一員だった、リッチー・フューレイをはじめ、ジム・メッシーナ、ポール・ヤング、テモシー・シュミットらが、集まり結成されたカントリーロックバンドPOCO。このグループも私の高校時代のバンドの連れ合いがファンだった。その影響を受けて、私もよくレコードを聴き、コピーをしたものだ。日本のGAROの円山音楽堂でのライブを聞いた時、POCOの曲をコピーしていたのは、びっくりした。本家本物のPOCOよりもサウンドがよかった。やはりプロは違うなあと実感したものだ。そのPOCOが、メジャーになった曲が、「シマロンのバラ」。結構、長い曲で大作でもある。POCOの解説で有名でPOCOを日本に広めた清水敏夫さんの言を借りれば、「やっぱりカントリーは歌唱力とハーモニーだ」。

2015年9月 5日 (土)

David Lindley

David Lindley Rag Bag
YouTube: David Lindley Rag Bag

ドブロ、ボトルネック奏法の雄のライ・クーダーと双璧なのが、デイヴィッド・リンドレーだ。彼は、風貌からして泥臭いが、ジャクソンブラウンのバックミュージシャンとして長らくツアー参加し、その後は、ライ・クーダーとコンビで日本に来日を果たしマニアファンを喜ばせている。何でも楽器をこなす逸材だ。

2015年9月 3日 (木)

孤独なランナー(Jackson Browne)

Jackson Browne --
YouTube: Jackson Browne -- "Running On Empty"

ウエストコーストサウンドの申し子でもあるジャクソンブラウン。ソロで活躍し続けるシンガーソングライター。彼のバックバンドもラス・カンケル、ビル・ギルボー、デイヴィッド・リンドレー等が定番だった。

2015年9月 2日 (水)

Helpless(Neil Young)

Neil Young - Helpless
YouTube: Neil Young - Helpless

ニール・ヤングは、1970年代前半からたくさんのヒットを飛ばしているが、中でもCSN&Yとの共演でも渋い曲をしている。ゴールドラッシュを彷彿とさせる時代のヘルプレスもその一つ。彼の歌声には、スティールギターがよく似合う。

2015年9月 1日 (火)

Power(No Nukes Concert1971)

NO NUKES Concert CD - POWER - Doobie Brothers/John Hall/James Taylor
YouTube: NO NUKES Concert CD - POWER - Doobie Brothers/John Hall/James Taylor

スリーマイル島の原発事故を起因に反対運動が上がり、ミュージシャンの多くが世界にメッセージを発するコンサートを企画した。ジャクソン・ブラウン、ジョン・オーツ、グラハム・ナッシュ、ドービー・ブラザーズ、ニコレット・ラーソン、ジェイムス・テイラー、カーリー・サイモン、等が参加し、そのコンサートのテーマ曲が「パワー」。ジョン・オーツのオリジナル。今でも世界へのメッセージとなる曲。

2015年8月31日 (月)

Dance With Me(Orleans)

Orleans  - Dance With Me
YouTube: Orleans - Dance With Me

オーリアンズダンス・ウイズ・ミーを聴いた時の衝撃は凄かった。とにかく「何でこんなギターの音が出せるのか」という一点だった。ジョン・オーツの率いるシンプルなバンドだったが、マニアの中では言わずと知れたバンドで今も人気が高い。

2015年8月29日 (土)

孤独の旅路(Neil Young)

二ール・ヤング NEIL YOUNG - 孤独の旅路 HEART OF GOLD
YouTube: 二ール・ヤング NEIL YOUNG - 孤独の旅路 HEART OF GOLD

ニール・ヤングといえばこの曲。孤独の旅路である。1970年代にアメリカンロックが日本に入ってきたころ、日本でのフォーク時代と相まって哀愁のこもったニールヤングの声とリズムと音律は一躍彼を有名にすることになった。

このアルバムのバックミュージシャンもウエストコーストの大御所揃いである。

2015年8月28日 (金)

Love The One You're With(CSN&Y)

Love the One You're With
YouTube: Love the One You're With

愛への讃歌」という日本語題名の名曲。ステファン・スティルスのオリジナル曲。CSN&Yのライブアルバム(2枚組)のアコースティックバージョンの演奏が最高だ。レコーディングのサウンドは完成度が高いが、テクニックの良さが伝わってこないが、ライブでのアコースティックギターのプレイは圧巻だ。変則チューニングの醍醐味とコーラスの醍醐味を味わえる。

ステファン・スティルスの好みは分かれるところだが、しかしとにかくカッコいい曲を書かせたら右に出るものはない。Carry Onも同様の曲想だ。