2015年6月 5日 (金)

永遠の絆(Nitty Gritty Dirt Band)

Nitty Gritty Dirt Band - Will the Circle be Unbroken.wmv
YouTube: Nitty Gritty Dirt Band - Will the Circle be Unbroken.wmv

これぞ、ブルーグラス・ゴスペルの定番中の定番の曲。ライブでも最後のエンディングで、出演者全員が集合して大合唱する曲で、アメリカに伝わるトラディッショナル・ゴスペル・ソングである。

私が高校生の時に、「永遠の絆」というタイトルの3枚組のアルバムを知った。これも友人の兄が情報源。当時多くのビックアーティストが集合したアルバムだったが、このアルバムの主役こそニッティ・グリッテイ・ダート・バンドである。彼らは、カントリーのあらゆるジャンルの音楽を奏で、しかも全員がたくさんの楽器を操る。今でも毎年「永遠の絆」というシリーズのライブをやり続けており、毎回、いろんなメンバーが登場する。

私が友人と結成したジェットソン・スキッフル・バンドも、実はニッティ・グリッティ・ダード・バンドの雰囲気を受け継ごうとしたバンドで、彼らの曲はもちろん、POCO等、カントリー・ロック系の曲をたくさん演奏した。このころの日本では、フォークブームとなってきており、ほとんどが、井上陽水やかぐや姫、アリス等のコピーバンドであったが、自分達のグループだけは非常にマニアックで異彩を放っていたと今さらながら思う。

2015年6月 4日 (木)

Peaceful Easy Feeling(Eagles)


YouTube: The Eagles - Peaceful Easy Feeling

1970年代のウエストコーストのミュージックシーンをリードしたイーグルスのファーストアルバムのB面に終わりの方に収められた隠れた名曲でジャック・ティンプチンが書いた曲。A面の1曲目はいわずもがな、テイク・イット・イージーだ。イーグルスは、グレン・フレイと、ドン・ヘンリーの2人の個性が織りなすウエストコーストサウンドを代表するグループだが、グレン・フレイは、カントリー風の曲には本当によく似合う声質だ。グレン・フレイは、イーグルスを結成する前は、ジョン・デイヴィド・サウザーと、ペニーウイッスル&ブランチというグループで活動し、さらにメキシコ出身の歌姫リンダ・ロンシュタットのバックバンドとしても活動していた。イーグルスは、ポコのベーシスト、ランディ・マイズナーと、フライング・バリッド・ブラザーズのマルチプレーヤー、バーニー・リードンも合流することになる。まさにこの曲は、その淵源を今に伝える名曲だ。ジャック・ティンプチンのソロアルバムでは、しっとりとバラードで歌い上げているから味わいがある。その時のバックを務めていた女性歌手は確か、ジェニファー・ウォーンズだったと記憶している。

今でも、多くのミュージシャンが歌い続けている。

2015年6月 3日 (水)

Teach Your Children(Crosby,Stills & Nash)

小さな恋のメロディのエンディングに流れていた曲で、C,S,&Nを一躍有名にした曲。マーク・レスターとトレシー・ハイドの子役の演技で青春の甘い思い出があふれる。この曲はその後、多くのミュージシャンが歌った。Crosby,Stills & Nashのセカンドアルバム「デ・ジャヴ」に収められた曲で、もちろんGraham Nashの曲。彼はいつもメロディックな曲を創るミュージシャンだ。

Teach your Children - Crosby, Stills and Nash (Live with lyrics)
YouTube: Teach your Children - Crosby, Stills and Nash (Live with lyrics)

やはり彼らの魅力は、ギターとコーラス。カッコいいライブ。

2015年6月 2日 (火)

四月になれば彼女は(Simon & Garfankel)


YouTube: April Come She Will--Simon & Garfunkel

私が中学3年生の時に、クラシックギター(ガットギター)のナイロン弦をスティール弦に張り替えて、最初に覚えたスリーフィンガー奏法で演奏した曲です。メロディの美しさとフォークギターの音色に酔いしれました。今でもS&Gの中で、Duncan Songや、I am a Rock、等と併せて人気の曲。

2015年6月 1日 (月)

青い目のジュディ(Crosby,Stills&Nash)


YouTube: Crosby, Stills & Nash Live Suite Judy Blue Eyes

私が中学3年の時、兄が購入したステレオで聞いたレコードの1曲。私の友人の2年上の兄が洋楽にうるさく、非常にマニアックであったが、レコードはその兄から借りたもの。とにかく衝撃の1曲だった。

変則チューニングという新しい奏法に加え、3人によるコーラスワークの素晴らしさは天下一品。当時ウッドストックで行われたライブを収めた長編映画により日本にも影響を与えた。GAROもこのグループに影響を受けたグループ。

一世を風靡したクロスビー、スティルス、アンド、ナッシュとは、ザ・バーズで活躍していたデイヴィッド・クロスビーと、バッファロー・スピリング・フィールドステファン・スティルスと、ザ・ホリーズのグラハム・ナッシュの3人が揃ってできた伝説のグループ。A面1曲目が、名曲「青い目のジュディ」。スティルスの恋人であったジュディ・コリンズをモデルした組曲編成による大作。ウッドストックでは、スティルスのギター1本で、バックコーラスという極めてシンプルなスタイル。GAROの日高富明は、このウッドストックの映画を実に50回近く見て、変則チューニング奏法を盗んだといわれる。

後に、GAROは、自分たちのファーストアルバムで、「暗い部屋」という組曲を作ったが、まさにこの青い目のジュディがもとになっている。

今でも、アコースティックギターとコーラスで勝負するバンドは、必須曲といえましょう。