防災教育
京都市会教育福祉委員会では、3.11東日本大震災の教訓を生かすため、小中学生の防災減災意識を高め、命の価値や自助共助の重要性を自覚させ主体的な判断力や行動力を定着させるために取り組んでいる仙台市の防災教育の実態を調査するために仙台市を訪れヒアリングを行いました。 特に、仙台市では、防災の意識化と指導計画の見える化のために年間指導計画の作成とともに、副読本を作成され効果的に活用することで防災教育の充実を図っています。
公明党の五大政令市の政策研究会の2日目の8月5日は、がん治療として現在注目を集めている陽子線治療を進める名古屋市陽子線治療センターを視察調査を行いました。がんの治療には外科治療、放射線治療、化学療法がありますが、これらの中から、がんの性質、大きさ、病期や全身の状態等に応じ、治療法を選択し治療が施されています。放射線治療には、エックス線治療、ガンマ線治療があり、がん病巣に放射線を照射し治療しますが、病巣以外の正常な組織への影響が大きいため副作用等がある等の課題もありました。しかし、粒子線治療といわれる陽子線治療や炭素線治療は、正常組織への影響を低く抑えることができる療法で、全国のがんセンターでも、14施設が粒子線治療を行っています。 28年度4月からは小児腫瘍への陽子線治療には保険適用となりましたが、成人治療ではまだ保険適用が実現していないため300万円近くもの多額な自己負担があり課題ともなっています。 適応疾患は、頭頸部腫瘍、肺がん、肝臓がん、前立腺がん、骨軟部腫瘍、食道がん、膀胱がん、すい臓がん、腎臓がん、小児腫瘍などに適用治療され、白血病や全身がん、胃がん、大腸がん等には適応されません。こうした施設は、近畿エリアでは兵庫のみで京都には整備されていません。今後期待されるところです。