イタリア憲法の規定によりイタリア共和国との間で、今年の6月に
宗教協約を締結された平和と教育の文化活動を理念とされるイタリアSGIに表敬訪問しました。今回の訪問は、多様性の結束の理念で開催されている国際政治フォーラムの対話討論の議題ともなっている「
異文化間の対話」「
世界の中の宗教間の対話」「
宗教的多元性と平和」のテーマの具体的なイタリア社会における実情を認識するためでもあります。
この6月には、
レンツィ首相、ナルデラ市長も共にイタリアSGI会館を訪れています。
国際政治フォーラムの対話においても、カトリックの司教の参加をはじめ、最終日には、宗教団体の代表として、
ユダヤ委員会のローゼン・デイヴィッド氏や、
レバノン宗教対話委員会のサマク・モハメド氏も討論に立つなど、
異なる宗教の目指すべき方向性が平和構築であることが確認されました。
多様性の結束には、
宗教的多元性と精神性に裏打ちされた平和・人権・教育の文化活動が不可欠であることを痛感いたしました。
さらに、平和社会の構築のためには、
多様性・開放性・寛容性という3つの視点の対話を基盤とした行動が何よりも大切であることも深く認識しました。