ゆびきり政治

9月22日午後、第9回公明党全国大会が、東京（品川）で盛大に開催され、私も参加しました。今回の大会は、党首である山口代表の再任人事案が提案され、その他、次期衆院選に向けた重点政策案（マニフェスト）等も提案され、質疑の後、すべて承認、可決されました。再任された山口代表は、民主党3年間の政権担当力の総括が、次の衆院選の意味であり、さらに国益、国民のための政治にブレることなく、団結第一で国民のために汗をかく政党のあり方が今ほど問われている時代はないと指摘。さらに、政党力には、アイデンティティ（存在力）、ガバナティビティ（統治力）、クリエイティビティ（政策創造力・実現力）が求められるとし、公明党が日本再建に向けて、先頭を走ると力強く決意を表明しました。

昨年の9月定例会において、代表質問で取り上げた男性特有のがん対策として、前立腺がんの検診費用の公費助成制度の創設が、いよいよ10月からスタートすることになりました。京都市は、今まで胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・子宮がんの検診を実施してきていますが、新たな取り組みとしてスタートさせるものです。

具体的な内容は、京都市在住の50歳以上の男性で、年内に偶数の年齢になる方（したがって2年に一回の受診となります）について、血中の前立腺特異抗原であるPSAマーカーを測定するPSA検査（血液検査）について、1500円で受診してもらえるようにするものです。受診医療機関は、府内約480箇所の医療機関において受診できます。さらに、市府民税が非課税の世帯の方は、700円減額制度を、さらには生活保護受給者・70歳以上の方・後期高齢者医療の方等については、全額免除制度を導入します。

９月９日、引きこもりへの支援拡充を求めるため、引きこもりの子どもを持つ家族会や、専門家の方々等が中心となって全国各地から京都に集い「第7回京都大会」が８日９日の2日間京都で開催され、私も参加させていただきました。引きこもり問題を国会質問で取り上げ、家族の思いをもとに、「引きこもり支援基本法」の制定を一貫して提唱する山本博司参議院議員も来賓として出席され、挨拶をされました。

９日の午後からは、テンプル大学の堀口佐知子准教授の基調講演と、その後は、社会福祉士、臨床心理士、NPOの関係者等によるシンポジウムが開催されました。

終了後は、地元京都で活動されているオレンジの会の方々や、関係者の皆様との懇談会が和気あいあいの雰囲気で開催され、私も参加させていただきました。全国から集われた家族の方々の並々ならぬご努力に只々頭が下がりました。中でも、引きこもりの子供を通じて「自分たち大人が自立することが大切」という言葉は、共に生きる、共に解決に向けて取り組むというリカバリーの理念が不可欠であることを印象付けるものとして強烈なメッセージでした。来年は九州大分で全国大会が開催されるとのことです。