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2012年9月

2012年9月 9日 (日)

南区あんしんセミナー(防災・減災セミナー)

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本日9月8日、南区で防災・減災の意識啓発を図るため、南区あんしんセミナーを開催しました。いざという時のために、安心知っとく講座と題して、京都市危機管理室防災課長の白木貞二郎課長を講師に迎え、自助・共助・公助の大切さを学びました。

地震災害は、まずは、自分で守ることを意識し、その準備をしておくことが不可欠です。そして次に、お隣ご近所の共助が大切です。最後に、行政の支援(公助)です。白木課長は、東日本大震災への救援活動を通じ、「絆」の大切さを訴えておられました。避難所でもコミュニティが確立していなければ、無味乾燥な居心地の悪い場所でしかありません。支え合う心があってはじめて避難所運営がなされるということを痛感しました。最後に私は「自助共助・公助」に加え「近所」の常日頃のコミュニティが災害から守ることを訴えました。

2012年9月 3日 (月)

山紫水明に想う

京都を表す四字熟語として、「山紫水明」というのがある。この言葉は、江戸時代後期の儒学者であった頼山陽(らいさんよう)が、鴨川沿いにある自分の家の書斎から眺める東山が、陽にあたって紫色にかすみ、鴨川が澄み切っている有様を毎度見て書を書いていたことから、その自分の家の書斎を「山紫水明処」と名付けたことからはじまったと言われている。

つまり京都は水に恵まれてきた霊地とも言える都市だ。京都の地下には、お隣の琵琶湖に匹敵する量の水が、眠っているとされている。実際に、この水源が、京都の豊かな水の文化をつくる源となっており、そこから、京都の名水が生む、日本酒、湯葉、生麩、京野菜、京菓子、茶の湯、染物・・・、歴史伝統文化が熟成されてきたのである。名水は、ミネラル含有量等のバランスによって決まる。絶妙のバランスが生んだ名水から生まれた京都の文化。これからの未来の京都を語る際、水から議論を始めなければな本当の京都文化の未来は語れない。議論を水に流してはならない。

 

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