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2012年5月

2012年5月24日 (木)

通学路総点検

本年4月に京都の中心観光地でもある祇園の繁華街において、軽自動車の暴走により多くの死傷者を出した事件や、亀岡市の学校通学路において、無免許運転者が児童保護者の列に突っ込み死傷者が発生した事件を受けて、京都市長に対しても対策強化を求めておりましたが、此の程、京都市教育委員会で実施された通学路(京都市内170小学校)の通学路の総点検調査結果が公表されました。

総点検の調査指標は、①歩道・ガードレールの整備、②横断歩道・路側帯の敷設、③信号機、ミラー設置、④標識・看板の取り付け、⑤通学路の車両通行の規制、⑥交通、駐車の取締の強化、⑦見守り活動の充実、⑧交通安全指導の充実の視点で調査点検されました。

その結果、危険箇所が全体で952箇所(1小学校当たり平均5.6箇所)となっています。私の地元の南区としても、11小学校区で61ヶ所が危険箇所となっています。特に、交通量の多い、上鳥羽小学校、凌風小学校が他の小学校よりも多いことになっており、今後早急な対策を講じる必要があることが明らかになりました。

2012年5月19日 (土)

ポリオ不活化ワクチン

欧米先進諸外国から、遅れていたポリオワクチンが、いよいよ日本でも不活化ワクチンで対応される運びとなりました。ポリオワクチンは、病原菌からの抵抗力をつくるため出産後3ヶ月から幼児期まで定期の予防接種が義務付けられています。ジフテリア、百日咳、破傷風の予防接種と、ポリオの予防接種は、我が国で実施されてきましたが、ジフテリア、百日咳、破傷風は、ウイルスを死滅化させた不活化ワクチンとし三種混合として予防接種していますが、ポリオ(小児麻痺)については、ウイルスを死滅化させていない生ワクチンとして三種混合接種とは別に、定期接種化が実施されてきました。このほど、ポリオのウイルスの死滅化させた不活化ワクチン化の安全性と供給体制が整備確認されることとなり、平成24年度からポリオの不活化ワクチン化による予防接種が実施されます。子どもを持つ保護者は、従来は、ポリオ予防接種のため、保健センターに行かねばなりませんでした。これは、生ワクチンの保管(温度や湿度等の安定保管)に課題があり、一般医療機関では、対応できなかったことが原因です。しかし、このたびのポリオ不活化ワクチンの実施により、三種混合に加え、四種混合として、かかりつけの医療機関で、定期接種が受けられることになります。京都市でも9月実施に向けて、各医療機関への周知及び協力体制の確立、定期予防接種化を知らせる母子手帳の記載改善、さらに、期間中3回接種化が必要であることから、すでに生ワクチンを1回乃至2回接種済の児童に対する対応等、子どもの命を守るためのきめ細か対応が求められています。過日京都市会5月定例会でも公明党の青野仁志議員がこの問題を取り上げ、市行政機関に的確な対応を求めたところです。

我が国の医療システムは、世界基準以上の高い水準の医療もある反面、予防接種のように世界標準に満たない課題もあります。歯の矯正に係る医療支援においても、欧米では、歯の噛み合わせの是非により、内臓疾患等へ発展するとし、歯の矯正医療に公的支援制度を持っていると聞いています。しかし日本では、美容整形分野のものと判断されてきたことや、何よりも、医療大学での教育や人材育成が図られていなかったため、制度を創設しても、現場での医療機関の協力体制にまだまだ課題があるとされています。さらに、公明党が推進している、認知行動療法への保険適用でも、緒についたばかりで、専門に医師が少ないわけです。少子高齢化社会の一層の進展の中で、医療についても一層改革が求められます。

2012年5月17日 (木)

代表質問(京都市会5月定例会)

5月17日、京都市会5月定例会の各派代表制による一般質問の本会議が10時から開会。自民党3人、共産党3人、民主党2人が登壇し、公明党からは、青野仁志議員(中京区選出)井上教子議員(下京区選出)が登壇し、論戦を展開しました。

青野仁志議員は、①防災減災ニューディール政策の推進、②通学路の安全対策、③ポリオワクチンの不活化接種化による対応、④防災教育の推進を中心に質問を展開。一方、井上教子議員は、①長寿すこやかプランの課題、②子育て支援策(認可外保育への支援)、③公共交通情報センターの機能充実、等を中心に論戦に挑みました。いずれも門川市長から前向きな答弁を引き出すことができました。

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