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2012年6月

2012年6月29日 (金)

京都芸術の伝統(京都市立芸術大学記念講演)・・・梅原猛先生

京都市立芸術大学の記念式典と法人化記念のシンポジウムが、同大学講堂で29日午後から開催されました。梅原猛先生の「京都芸術の伝統」と題した記念講演を拝聴したかったこともあり式典から私も参加させていただきました。

元芸大学長も務められた梅原猛先生は、東京芸大は、秀才を訓育するところだが、京都芸大は、鬼才を輩出する貴重な大学と指摘。その背景には、京都の歴史がはぐくむ文化の深さとともに、芸術大学の淵源をたどれば、美術史に歴史を残す幾多の芸術家が京都から多くでていることを挙げられている。

葛飾北斎をしのぐ勢いで、伊藤若冲の画法に言及され、「動植綵絵」について高い評価をされていた。京都画風はもともと花鳥画が得意とするところであり、自然と人間との共生の文化が脈打っていることも指摘され、これは極めて哲学的宗教的な要素があるからとの言。

最後に、ニーチェのツラトゥストラはかく語りきの中の、三段の変化を引用され、本物の芸術家には、「ラクダ」「獅子」そして「幼児」の探究が不可欠であり、そこにこそ創造の芸術が生まれる要素であると断言され、講演会が終了しました。

ひさしぶりに意義深い一日でした。

 

2012年6月25日 (月)

京(みやこ)の駅ミスト

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6月25日、京都市水道局と交通局がジョイントして、夏の京都への観光客にもてなしの心で、涼しくなってもらうため7月1日から実施予定の「京の駅ミスト」事業の試運転が行われ、私も同僚議員とともに、参加しました。

京都駅の市バス乗り場の「D」の観光地行のバス乗り場のエリアに、上からミストを出して涼しくなってもらう企画で、試運転の際にも、多くの方々が「涼しい!」と期待を持たれていました。事業費は約200万円ほどかけて7月1日から夏場の時に作動します。温度が28度以上になった段階で、自動的にミストを出すようになっており経済的にも配慮されています。

 

2012年6月19日 (火)

資産有効活用基本方針

6月18日京都市会経済総務常任委員会では、京都市が保有している市の土地のうち、有効活用することが望ましいと思われる土地について、基本理念にもとづき、各資産が有するポテンシャルを十分に引き出し、最大限に有効活用することにより京都市施策の一層の推進を図るため、このほど制定された「京都市資産有効活用基本方針」の説明がありました。

資産活用の今日までの実績は、平成21年度から一般競争入札回数を増加させ、年1回の回数を年2回にし、20年度から23年度の4ヵ年で売却実績も202件、約125億円となっています。また、公募による行政財産の目的外使用許可の取り組みにより、自動販売機の設置等で年間約3000万円ほどの増収益となってきています。

今回の基本方針では、今後毎年方針実施をする中で、年間50億円の財源を生み出すことを目指しています。今回の方針では、より取組みを推進させるため、市民等提案制度の創設や、ネーミングライツ事業の一層の推進を図ることが示されています。

今後の推移を見守る必要がありますが、私は市の保有財産は、あくまで「市民の財産」との視点を行政は片時も忘れてはならないことを自覚する必要性とともに、そのためにも京都市資産有効活用条例(案)として、市民の財産を継続的に有効活用するために制定すべきと訴えました。

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