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2009年2月

2009年2月27日 (金)

あんしん生活緊急サポート事業

平成21年度京都市予算案には、門川市長のマニフェストを反映させた未来枠予算が多く計上されていますが、障害福祉施策において、このほどあんしん生活緊急サポート事業(590万円)が計上されました。これは、2年前より障害児を抱えるご両親からご相談を受けたことをきっかけに、私が教育福祉委員会においても実現に向けて要望を重ねてきたものです。障害児を抱える世帯の多くは、緊急時に入所できる施設の確保を願っておられます。同時に、自宅への訪問ヘルパーの派遣も願っておられるのが実態です。こうした現場の実情を改善するために創設された事業が、あんしん生活緊急サポート事業です。これは障害者緊急短期入所事業重度障害者入院時コミュニケーション支援等介護人派遣事業の2つに分類されており、さらにコミュニケーション支援等介護人派遣事業は、病院の入院時にコミュニケーション支援員を派遣する事業と、緊急時に介護人を自宅に派遣する事業に分類されています。

ショートステイの現状では、市内18ヶ所において49床がありますが、ほとんどが満床です。これを解消するため緊急利用床として恒常的に空床を確保しておき緊急時に対応するものですで平成21年4月1日から実施されます。また、重度障害者が入院時された際には、現状ではヘルパー派遣ができませんでしたが、このたび日頃支援に係るヘルパー等をコミュニケーション支援員として派遣できるものです。また緊急時において自宅への支援員を派遣できる制度で、平成21年度10月1日から実施されます。

2009年2月24日 (火)

定額給付金給付事業の追加議案

このたび2月定例会に追加議案として定額給付金給付事業に係る追加議案が提案されました。27日の本会議において本会議に上程され委員会に付託される見込みとなっています。議案は給付をするためにの特別会計の予算として225億3100万円の規模で、事務費は9億8070万円(委託料4億7800万円、通信運搬費2億3700万円)、事業費住民基本台帳登録者642956世帯、138万9347人分209億6474万円、及び外国人登録原票登録者27456世帯、40642人分5億6403万円の内訳です。年齢の基準日は2月1日で昭和19年2月2日以前に出生した高齢者及び平成2年2月2日以降に出生した子どもについては12000円に加え8000円の加算があります。所得制限は無しです。今後のスケジュールは、給付リストを作成し、専門業者に委託し申請書の送付、受領、電話応対業務で進め、京都市で申請内容を確認の上、最後に金融機関に口座振込みを依頼し対象者に給付されます。全国的に各自治体において準備が進められています。本来であれば、緊急経済対策の大きな柱として早期に実現できる可能性があったわけですが、政策よりも政局を第一義とする野党の不適切な対応によって今日まで延びた状況です。一刻も早い対応と迅速な処理で速やかに庶民のくらしを応援する定額給付金の給付を実施してほしいものだ。

2009年2月23日 (月)

議員研修会

2月23日午後から市会本会議場にて、本年度2回目の議員研修会が開催されました。今回は、京都市高度技術研究所所長の西島安則先生が「美と知を楽しむ都」と題してご講演をいただきました。西島先生は、高分子工学の権威で、京都大学の学長、京都市芸術大学学長など、要職を歴任されています。理工学系ではありますが、文化や音楽等に大変に造詣の深い先生のお話でした。ルネッサンス時代の哲学者の言葉で「人生それぞれの時期に、それ相応の完成と、それぞれ固有の成熟がある」との言葉を引かれながら、文化論を展開。ご自分の幼少時代の思い出や、ラスコーの洞窟壁画の逸話などを通じて、文化と文明と環境について論じられました。ネット社会の中で、携帯電話等の電子機器による文明の利器(りき)が、文化の力(りき)をかえって低下させている示唆を提起されていることが印象的でした。もっとお話をいただいたらと思いながらの意義ある講演でした。

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