声なき声を聴く!
私の住む近くにある国道171号線にあるバス停。お年寄りがバス停の土台部分に腰を下ろして、バスを待たれています。もともとは、このバス停にも簡易なバス停用の椅子が置いてあり、バス待ち客の方々が、時間待ちで利用されていましたが、国道のバリアフリー対策により、歩道部分を拡幅する工事が事業化されたことと、道路交通法改正による自転車の走行部分を歩道にしたこと、点字ブロックの設置等により、バス停の椅子を設置する基準が、以前よりも、歩道幅が拡大することになってしまいました。その結果、現在京都市交通局にバス停椅子の設置要請を行っても、国道管理の国の基準が緩和されなければ、永遠に椅子の設置が実現しない状況です。
長寿社会の進展とともに、公共交通機関は益々利用されます。バス待ち環境の改善は、喫緊の課題です。
歩道幅が確保されないとだめとする規制のなかで、電柱やバス停柱そのものは、例外となっています。しかしバス停とバス待ち椅子は、セットで考えるべきで、簡易な椅子を考案し、改善すべきと考えます。バスを待たれるお年寄りの声なき声をしっかり受け止め、改善に努めたいと思います。
コメント