バイオマスゴミ処理プラント施設調査(福岡県三潴郡大木町)
8月19日に、福岡県大木町で進められている循環型まちづくり政策の拠点施設である循環センターくるるん(バイオマスごみ処理プラント)を調査しました。大木町は、約15000人規模の町で、ゴミの有料化、22品目もの分別収集、町民の関わり等、町民の方々の環境意識が極めて高いことに驚かされました。京都市ではこうはいきません。ゴミの有料化でも、今までは1リットル当たり約1円換算で有料化されているようですが、今回から、ゴミ減量化を一層促進する目的でゴミ袋の大きさを小さくされるとのこと。しかしゴミ袋の価格は小さくする前の現在の価格を維持することになっているそうです。町民の方々からは特に異論はないとのこと。常日頃から住民ぐるみの施策推進がされており、何よりも情報がきめ細かく町民に提供されていることの現れです。
また、今後のエネルギー政策においても重要な視点となる太陽光発電の設置促進については、地域ぐるみでの取組に特に興味を持ちました。町民参加で基金を募り、補助制度も確立した上で、発電を配当等で還元する仕組みづくりです。やはり環境問題は、女性が主役であり、推進にあってはお得感がなければなりません。大変に参考になりました。