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2010年6月

2010年6月28日 (月)

昼間里親(みやこベビーハウス)60周年

昼間里親制度60周年を記念する式典イベントが梅小路公園で26日開催され、私も参加させていただきました。私が昼間里親制度と向かい合うことになったのは、あれこれ15年前ぐらいになりましょうか。当時の昼間里親さん達で構成されて連絡会の役員の方々と政策課題についてご面談しお聞きしたことがはじまりです。家庭的保育を理念として0歳児~2歳児を中心に保育をされておられる中で、措置や支援費として様々な保育にかかわる経費が京都市から出ておりましたが、厳しい運営を余儀なくされている里親さんの現場の声を聞かせていただきました。通常の保育園に適用されていた保母の配置基準の適正化で一方大きく改善を図ることができました。その後制度創設50周年の記念事業を経て、特に、昼間里親という名称について改善を図るよう私は提案をし続け、みやこベビーハウスという愛称とすることができました。また京都市の事業でありながら、京都市との正式な委託契約等が締結されていない実態を調査し、京都市昼間里親と現在では、京都市の冠がついた名称となっています。しかし、60周年を迎えた今でも課題は山積しています。民間保育園では、おやつ代はいりませんが、昼間里親ではいります。また民間保育園で0歳児の乳児保育を受け入れる制度改正ができて以降、昼間里親へは乳幼児保育の当初の理念が薄れかけています。さらに、男女共同参画社会の推進とともに、育児休暇制度の取得により0歳児は母親が家庭で保育をするため、1歳児の受入れ定員に課題が出てきています。60周年を機に、制度拡充に向け、超党派で克服すべき政策だと痛感しました。

2010年6月20日 (日)

slow life(スローライフ)

高度成長経済が終わり、バブル崩壊後の1990年代に、「ファースト社会」の時代から「スロー社会」へと時代が大きく変化していく時代の流れを感じたものだ。ファーストフードの言葉も時代変遷とともに、消えつつある。高齢社会の進展とともに、「スロー」のニーズは、益々高まっていくに違いない。衣・食・住の面だけでなく、あらゆる面において、その影響があることが予想される。「2010革命」という本には、団塊世代が定年を迎える2010年を境に、価値観が大きく変化することを予測し、あらゆる分野において、次代を見据えた準備の必要性を指摘している。それが戦略であり、それができる企業組織が成功できると分析している。これが未来学の発想である。「スロー」ライフは、次代の重要なキーワードである。公共交通やまちづくりすべての面における戦略が求められる。私が、以前から「シルバー・ニューディール」政策の必要性を提起しているのは、その意味である。「Slow Kyoto」(スロー京都)こそ、京都の未来の指標ではないだろうか。

2010年6月17日 (木)

政治的センサー!?

今、政治家、政党の民意を吸い上げる力や、危機管理に必要な対応力、応戦力などの力が極めて弱くなっている。こうした力は感知するセンサーにたとえられる。センサーは、火災報知機等、安全安心を確保するための、探知機、感知機を意味するものである。セキュリティの世界も同様に、防犯センサーによって成り立っている。政治はどうか。今の国政レベルの状況を見ていると、全く「センサー」が働いていないと言っても過言ではない。住民の声を聞くための「地域的センサー」と、「政治的センサー」が弱くなっては、民意が反映した成熟した政治は確立できないのは当然だ。英語ではsensor。世界の動向。民意、時代の流れ。こうしたすべての変化と多様性に対応する感応力、応戦力のある政治家、政党が今求められている。そのキーワードは、sence,smart,speedの3Sではないだろうか。

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