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2010年5月

2010年5月31日 (月)

動物愛護セミナー

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31日午前中、日本動物ネットワーク京都(代表:土岐利加さん)主催の動物愛護セミナーに、私と吉田議員と、湯浅議員と3人で参加いたしました。講師は、動物愛護政策の我が国の第一人者の帯広畜産大学の吉田眞澄先生。前回は教授であられしかも弁護士資格も取られた立場でご講演をいただきましたが、本日は、大学の理事及び副学長にご就任なられたばかりの先生のご講演でした。(厚かましくも吉田先生と記念の写真を)

来年が、動物愛護管理法の法改正の時期になっていることを踏まえ、今後克服解決しなければならない動物愛護行政の様々な課題を示されました。例えばペット霊園の問題です。諸外国のはキリスト教国では(主にヨーロッパ諸国)、ペット霊園というのはあるように思うかもしれませんが、実はほとんどないというのが実情とのこと。宗教性の違いによって動物の埋葬儀式はあまり活発でないということの報告がありました。しかし最近では、人間の葬儀等の簡素化により、自由な発想で個個人の考えにより葬儀が行われるようになってきており、若干ペットの葬儀もあるようです。その意味では、日本だけの個別固有の問題だということです。特に日本では、バブル時代にペットブームで大きな社会現象にもなりました。この時飼われ始めたペットが高齢化しはじめたのです。当然人間と同様にペット動物の高齢問題が浮かび上がってきている現象と言えるわけです。また動物実験に関する世論の動きと実態のギャップ等についてもお話がありました。私も動物愛護政策については、議員当選以来、現場の市民相談を通じて向かい合ってきました。猫の避妊去勢手術助成、最近では野良猫への避妊手術誘導策、動物救急センター、動物実験払下げ廃止等、がんばってきました。

アメリカの未来学者アルビン・トフラーが「第三の波の政治」で予見した「少数意見の尊重」というテーマこそ、これからの政策視点だと思います。その意味でも動物愛護政策は極めて重要な意味を持つものと確信しています。
 

消防分団査閲激励会

消防

5月30日午後7時より、南区東和消防分団の査閲激励会が、東和小学校の校庭で盛大に開催されました。私も来賓で参加させていただきました。この写真は、東和分団の消防団員さんが、整列訓練等を終えて、消火訓練をされる前に、勢揃いされている凛々しき姿です。6日には、京都市の総合査閲が実施されますが、どうか南区の代表としてご健闘をお祈りします。団員さんのご家族の支援は並々ならぬものがあります。1年間本当に御苦労さまでした。あと少しでので、がんばっていただきたいと思います。地域の防火防災と安全安心の要の皆さん。御苦労さまです。 

2010年5月28日 (金)

5月定例会が閉幕(小沢幹事長の証人喚問を求める意見書が可決)

5月14日からはじまった京都市会5月定例会が28日、閉会しました。今回の定例会で最も注目があったのは、先の3月議会で、一旦否決となった京都市看護短期大学の廃止条例です。これは門川市長が、市民の健康を守る立場から、当初の前提条件が代わり、新たな民の力を活用した制度設計となったことを理由に、再度議案として提案されたものです。最終的には、私達の、前提条件が異なったことから、前回の議論を一旦白紙に戻した上で、新たな提案として受け止め慎重に審議を行いました。看護士確保は、これからの時代のニーズであるため、どの大学も真剣に学科設置等を検討されてきている状況下にあります。こうした中で、3年制というカリキュラムを4年制にするためには、国への申請に伴う、設置経費等の克服すべき課題があり、財政的にも極めて厳しい京都市は、公的責任を果たす意味からも、民間の大学と連携を図り、看護士確保策と支援策として今回の制度を設計したのだとされています。平成22年度本予算で創設された看護大学に学ぶ生徒の奨学金貸与制度も、この廃止条例が担保されないと銀行が貸与されないというリスクも抱えてのものでした。

最終的に、本日の本会議で公明・民主・自民党の賛成する議員により議案が可決された。自民党議員団の意思というより、今回は、それぞれの議員個人の意見として賛否を表明した形になった。国では自民党も野党に転じ、離党により新党結成への道を開いているが、地方にもこうした影響が少なからず起こっているのだろうか?

今回、国への意見書は、公明党が提案をし成立した小規模グループホームの防火体制強化を求める意見書マルチメディアデイジー版教科書の普及促進を求める意見書、また他党とともに共同して成立させた子どもの医療費の無料化を国の制度として実施することを求める意見書口蹄疫の感染防止に向けた対策の充実強化を求める意見書B型・C型肝炎ウイルス患者の救済に関する意見書、が可決しました。中でも小沢一郎民主党幹事長の国会証人喚問を求める意見書の成立は大きいものがあります。このほか、公明党は賛成しませんでしたが、自民、共産で賛成した地域主権改革一括法案に関する意見書も可決されました。これで5月定例会も閉会で、一瀉千里で参院選に突入です。

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