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2009年1月

2009年1月21日 (水)

京都市立病院の事業改革プラン

1月21日教育福祉委員会において、全国的に問題となっている公的病院の改革ガイドラインに対応した京都市立病院の事業改革プランの案が示された。これは平成19年に示された総務省の「公立病院改革ガイドプラン」において自治体病院の置かれた実情を踏まえた上で、京都市医療施設審議会の答申を得て、まとめられたものである。21日から来月の20日までプラン案のパブリックコメントを受付ることになっている。プランの計画期間は21年度から23年度までの中期経営計画で、23年度から非公務員型の地方独立行政法人への移行を前提としたものである。委員会では、各委員から独立行政法人化へのメリットや、市民への説明責任等、様々な議論が交わされた。向原病院長は答弁の中で、独立行政法人化への強い決意を示されていた。今後は点検評価委員会で検証されていくことになるが、「議会が足かせになっている」という次元の話ではなく、根本的に独立行政法人となったとしても、常に第三者機関のチェック機能を有しなければ次世代の病院経営は運営できないことを肝に銘じなければならない。議会も権威を振りかざしているのではなく、第三者機関的機能を持った役割を果たすのが本来の使命なのである。病院自ら評価検証を常にオープンにする仕組みづくりことこそが重要である。

詳細は京都市保健医療課のHP(http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/soshiki/8-5-1-0-0-_25.html)を参照。

2009年1月20日 (火)

動物法ニュースに掲載されました

動物法に係る課題を研究されている関係者に配布されている動物法ニュースに、私の「動物愛護と地方議員」と題する投稿が掲載されました。

動物愛護と地方議員(記事全文)…doubutu2.pdfをダウンロード

2009年1月11日 (日)

2010年の日本(松下幸之助)

第二次世界大戦の敗戦直後の昭和21年、松下幸之助PHP研究所を創設したが、その30周年に当たる昭和51年に日本はこうあるべきだ、またこうあってほしいとの願いを込めて「私の夢・日本の夢 21世紀の日本」という本を出版し世に問うた。未来小説という体裁ではあるが、混迷の2009年を迎えた今、非常に示唆に富むものであると痛感する。彼の書は序章(2010年の国際世論調査~日本人は世界のジェントルマン」、第1章(なぜ日本の政治は安定しているのか)、第2章(なぜ日本は物価も税金も安いのか)、第3章(なぜ日本には食糧不安がないのか)、第4章(なぜ日本には過疎過密がないのか)、第5章(なぜ日本の企業は成長を続けるのか)、第6章(なぜ日本の福祉は充実しているのか)、第7章(なぜ日本は安全で平和な国なのか)、第8章(なぜ日本人は活き活きとしているのか)、終章(2010年日本国首相の演説~日本が繁栄する理由)の10章からなっている。しかし各章のテーマを現在の社会に照らしてみると、それがことごとく相反する現実として私たちの目の前に大きな壁となっていることに気づくだろう。松下幸之助が生きていればどれほど悔しがるであろうか。これからしばらくシリーズで各章に示された松下の主張を提起して現在における方向性を見出したいと考えている。

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