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2006年4月26日 (水)

改革はじわっ、じわっと・・・小泉改革に思う

政治とは情熱と判断力の二つを駆使しながら固い板に力を込めてじわっじわっと穴をくりぬいていく作業である。もし、この世で粘り強く不可能なことを目指さなければ、およそ可能なことの達成もおぼつかないということは全く正しく、あらゆる歴史の経験がこれを証明している」とは政治学の雄マックス・ウェーバーの言葉である。

先日の千葉の衆議院補欠選挙は、僅差で民主党候補が辛勝した。急激急速な改革に対しての国民の悲観的感情も作用したのかもしれない。バブル経済崩壊後の金融危機の直面していた7年前の日本の政治状況は、まさに先行き不透明であった。公明党が連立政権に当時参画したのは、そうした金融危機打開はもちろんのこと「改革と安定」を目指しての行動だった。自自公政権、自公保政権である小渕首相、森首相を経て現在の自公連立政権となり小泉首相を支えるに至っている。

公明党は庶民大衆の党であり人間主義を政治理念としている政党である。現在の改革のスピードはアクセルを踏んでの成果であり、その結果年金・医療・介護の改革をはじめ様々な政策分野で時代即応と展望のある実績を創り上げたことは事実である。

小泉首相と小沢民主党党首の対決は、どちらにしても改革のスピードとその実現力である改革力で勝負する政治家である。国民は、改革の必要性が十分に認識しているが、ちょっとこの辺でじっくりと今までの改革の流れを思い起こし、冷静に判断することを望んでいるのではないかと思う。ブレーキは踏まなくとも、エンジン減速でエンジンブレーキをかけてほしいものだ。

わが国の将来のために、安心・安全なセーフティネット社会を構築するためには、スピードをちょっと落し、人間に視点をおいた「じわっじわっとした粘り強い改革」が求められる。その役割を担うのは人間主義政党・公明党しかない。

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