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2021年7月 8日 (木)

歩くまち・京都総合交通戦略2021〜ベンチ・プロジェクト〜

7月8日、京都市会まちづくり委員会では、このほど審議会の議論を経て、「歩くまち・京都」総合交通戦略2021(案)ができたことから、7月16日から1ヶ月間実施する市民意見募集(パブリックコメント)の報告があり議論がされました。

京都市は、これまで平成20年度に「歩くまち京都」総合交通戦略を策定するとともに、「歩くまち・京都」憲章の理念を浸透させるため、四条通り歩道拡幅パークアンドライドの通年実施など様々に取り組んできました。こうした取り組みにより、この10年間で、京都市の非自動車分担率は、2ポイント上昇し77.7%になり、公共交通を利用して京都に来られる方の割合も20ポイント上昇し91%となっています。しかし、人口減少、地球温暖化、若者子育て世代の流出、ライフスタイルの変容、デジタル化、コロナ感染に伴う影響など、社会情勢の急激な変化に対応する必要性が生じており、「歩くまち・京都」の更なる進化を目指すため、今回の戦略2021が策定されることなった背景があります。

私は、特に「歩くまち・京都」を支える歩行空間の充実について質疑しました。特に、他都市の事例を紹介しながら京都市としても独自にベンチの整備によるまちづくり(ベンチ・プロジェクト)の必要性を指摘し、研究検討を求めました。

ベンチ・プロジェクトは、現在、民間団体や全国の自治体でも積極的に取り組まれつつあります。福岡市、千葉市、横浜市などがすでにベンチプロジェクトを立ち上げ取り組まれています。特に、民間事業者の寄付など支援を受けて整備している自治体もあり財政厳しい京都市でも大変に参考になるものです。また、京都の経済同友会の景観委員会が2019年に「歩きたくなるまちづくり」を推進するため、快適な歩行空間の創造に向けた取り組みを提言されており、景観政策を得意とする京都市としても研究課題です。

京都市としては、歩道や公園を管理している建設局などと連携しながら、歩く楽しさを感じられる都市空間の創出に向けて、今後検討していく旨の答弁がありました。

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