投票機会の確保を!
10月6日には、決算特別委員会(2日目)が開催され、第1分科会に所属する私は、選挙管理委員会に対して質疑を行いました。
選挙投票率は、その時々の世論動向や政治的要素によるところが多いですが、一方で有権者の投票環境によるところも多いと考えられます。京都市では1小学校区に1つの投票所を原則にしながらできるだけ投票機会の拡大に努めてきています。また、8000人を超える有権者区域では、できるだけ投票機会を確保するための手立てとして投票所の増設にも努めてきています。
民主主義を確保するための基礎となる投票による選挙方式は、間接民主主義として今日まで厳正に執行されてきていますが、直接民主主義への動向としての住民投票制度の執行や、SNSをはじめとする情報化や人口減少社会による高齢化の進展する時代にあって、民意を把握するための方法や投票行動にも大きな変化がはじまろうとしています。あるべき選挙制度の在り方については、今後の社会の未来を見据えた根本的な議論の必要性も高まってくるに違いありません。
現実には「民主主義は、じわっ、じわっと粘り強く取り組み以外にない」と指摘しているマックスウエーバーの言葉通り、目の前の課題をひとつひとつ解決する以外にありません。質疑の中で私は、地元、南区の久世学区の投票所の課題について指摘し、現在の2カ所の小学校での投票所を軸に、民間マンション集会所での投票所1カ所の堅持と、西側エリア(久世西小学校区)における新たな投票所設置の検討、久世出張所における期日前投票期間の拡大、大型商業施設での期日前投票の導入の検討を訴え、投票機会の確保を求めました。
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