ポストコロナ考④ 今後の都市計画に求められる5つの視点
コロナ禍により、職や住まいのスタイルにも変化が生まれることで、都市計画(まちづくり)においても今後新たな課題に向き合うことになる。
ロックダウン下において求められる公共空間は「公園」であったと指摘したのは、世界資源研究所である。今後、住まいだけでなく、オフィス、道路、公園等、役割の再考が求められている。
世界資源研究所は、「今後の都市計画(住まいやまちづくり)に求められる5つの視点」として、ポストコロナ社会における新たな都市計画の方向性を提言している。それによれば、
❶コアサービスの利便性への着目…大都市偏重型のまちづくりによる格差の解消を最優先させた都市計画。
❷適切な住宅と公共空間の配置…密集を回避しソーシャルディスタンスを確保した適切な住宅の提供と、地域における公共空間を再考する都市計画。
❸緑地や水辺空間の総合的アプローチ…緑地や水辺空間の確保による自然災害等への対応を最優先させた都市計画
❹都市部と地方を一体的に考えた都市計画の作成…大都市と地方都市という2極志向を見直し、ネットワーク型都市の創出など地方自治体の圏域を超えた広域的戦略を重点におく都市計画
❺精度の高いデータセットの構築…ビッグテータの活用による都市計画
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