熱中症とマスク
本年初頭から世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症。ワクチン等、有効な治療薬がまだない中、感染予防には、マスクの着用、手洗いの励行、ソーシャル・ディスタンスの確保等、三密回避のための、新しい生活様式が求められています。しかし非常事態宣言が解除されたとは言え、暑い夏の季節でのマスクは熱中症によるリスクも増大しているのが実情です。
この程、環境省と気象庁は、暑さへの気づきを促すための情報発信として「熱中症警戒アラート」を7月1日から関東甲信越の1都8件で、モデル実施をすることを明らかにしました。
具体的には「屋外で人との十分な距離(2㍍以上)を確保できる場合には、マスクを外してもよい」との判断を示しています。併せて「喉が渇く前の小まめな水分補給」も推奨しています。
熱中症警戒アラートは、暑さ指数が33度を超え、熱中症の危険性が極めて高くなると予測される際に、前日夕方または、当日早朝に発表されることになっています。
特定地域のモデル実施は、7月1日から10月28日とされています。日本全国には、秋以降その効果などを検証した上で、2021年度から本格実施される予定です。
この方針を踏まえて、関西地域にいる私達も熱中症警戒のため、暑さ指数が33度になれば、方針に併せてマスクを外すことを「新しい生活様式」の一つに加えてみてはどうかと思います。
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