夜間中学の入学要件が「市内通勤者」にも拡大!
「誰一人も取り残さない」というSDGsの理念のもとに教育機会の一層の確保に向けた取組を進めるために、本年9月議会(10月1日の本会議)の代表質問で私が取り上げました「夜間中学の入学要件の緩和」について、この程、令和2年度の入学生から「京都市内通勤者」にも適用されることが決定しました。
夜間中学とは、戦後、生活困難などの理由で義務教育の機会が十分に得られなかった人のために中学校に設置された夜間学級のこと。しかし近年は、不登校などで学校に通えなかった人の学び直しや、日本で働く外国籍の方の日本語教育の場としても再評価され、世代・国籍を超えて、多様化する教育ニーズにきめ細かく対応する教育機会の場として注目を集めています。
京都府内唯一の夜間中学校である京都市洛友中学校の夜間部において、これまで、京都市内在住者に限定していた入学生を、令和2年度の募集生徒から、京都府下だけでなく、お隣の滋賀県在住の方であっても京都市内にお仕事で通勤されている方であれば、誰でも学ぶことができSDGs都市を目指す京都市として、教育機会の確保が大きく前進したことになりました。入学者の募集については、京都府と府市連携で行われることになり、他府県で未実施の都市のモデルにもなる取り組みとなり期待されています。
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