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2017年8月28日 (月)

第62回京都市都市計画審議会

8月28日午後より、第62回となる京都市都市計画審議会が開催されました。私は、今年度から2ヶ年に渡り、都市計画審議委員として委嘱を受けたので、委員として西山信昌市議とともに出席をし、審議会に付託された議案を審議いたしました。

都市計画審議会は、条例により各界階層から専門委員として28名が委嘱を受けていますが、審議会では26名の出席者により会議は成立をしました。

今回の議案は、下京区内にある稚松(わかまつ)児童公園における公園面積の変更についてです。都市計画の変更の背景には、現在、京都市立芸術大学移転整備に伴い、崇仁保育所が、下京渉成小学校第二教育施設の敷地の一部に移転整備する計画があり、公園敷地も含めた地域ブロックの再編が必要であることがあります。この理由により、これを機に公園を北側に集約し、一体的な利用を可能とすることで、公園利用者の利便性と機能の向上を図ろうとするものです。この変更により、公園種別は「街区公園」とし、公園名も「稚松公園」となります。また、所在地の住所も地域の現状に即したものに変更され、面積も約0.28haと旧来と比べ小数点第2位までの表記となりました。付託議案は、議論の上、賛成多数で可決しました。

審議会では、付託議案以外に、「進化する景観政策」「持続可能な都市の構築」に2件について報告されました。特に、進化する景観政策については、条例施行後10年を踏まえ、喫緊の課題となっている歴史的景観の保全について、特に取り組みの重要性が示され、京都市眺望景観創生条例を今後改正することを求めています。具体的な条例改正のポイントは、視点場を現在の38ヶ所と11ヶ所増やし49ヶ所に拡充する。参道や門前等を新たな視点場として指定する。景観デザインレビュー制度を創設するの、3点です。景観デザインレビューの対象は「街区、境内の眺めとして定めた27ヶ所の視点場や近景デザイン保全区域を対象とし、種別に応じた行為について具体的に対策を講じることになります。

今後のスケジュールは、市民意見募集を行い、9月頃に美観風致審議会、11月頃に都市計画審議会を開催し、平成30年3月頃に条例規制の改正を行い、平成30年10月から新条例の施行を予定しています。

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