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2014年10月 4日 (土)

子どもに、安心カードを!

10月1日からはじまった京都市会決算委員会の第1日目は、消防局の平成25年度の決算審議が行われました。私は、要配慮者対策を中心に質疑を行いました。要配慮者は、急病時や災害時に避難が困難な高齢者や障がい者等、支援が必要とされる方々ですが、京都市消防局では要配慮者は、概ね15万人の方々がおられるとのことです。京都市では昭和62年から、いざという時に適切に支援を受けられやすいように、ご自分の医療情報等の必要事項を記した安心カードを所持していただくようにしています。平成21年度からは、所持しやすいように名刺大のカード型に改善されました。また、平成24年度からは、エピペンの記載事項の追加等、アレルギー情報も追記するなど充実されてきています。
現在、15万人の内、概ね10万人程度の方々にこの安心カードが配布されておりますが、やはり高齢者を中心とした取組みです。そこで私は、子どもの命を守るためにも、子ども用の安心カードの導入を検討すべきと訴えました。
群馬県渋川市では、教育委員会と消防局が連携し、子ども安心カードで子どもの命を守っています。子どもの既往症やアレルギー症状の情報を記したカード(A4版)を学校に常備しておき、学校で緊急事態が起きた場合に、救急隊員に手渡す取組みです。急性疾病の場合は、学校の教師も、緊急時には、子どもの健康管理情報を十分に把握できていないと思われることから、子どもの救急時における支援として、子どもの個人情報を家族の同意を得て作成し保持してもらうものです。
カードに記載される情報は、①緊急連絡先、②アレルギーの内容や服薬用、主治医等の多岐にわたる情報を保護者に記入してもらう。京都市でも、学校での子どもの救急事案の状況を踏まえた上で、判断することが重要ですが、どこまでも子供の命を守るという強い信念で制度化を検討していただきたいものです。

京都市の安全カードansincard.pdfをダウンロード

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