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2014年1月22日 (水)

京・花街の文化(京都をつなぐ無形文化遺産)

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1月21日京都市会くらし環境常任委員会で、京都をつなぐ無形文化遺産の第2号目となる京都の伝統文化継承の遺産として「京・花街(はながい)の文化・・・いまも息づく伝統伎芸とおもてなし」を選定するため、1月21日~2月20日まで市民意見募集(パブリックコメント)を実施することが報告されました。 京都市では、時代歴史の文化の価値を再発見、再認識し、内外に魅力を発信し、未来に引き継いでいこうという市民的気運を盛り上げるために平成25年4月から制度を創設しており、第一回の遺産は、「京の食文化・・・大切にしたい心、受け継ぎたい知恵と味」が選定されました。 京都には、祇園甲部(四条通りを挟んで北は新橋通り、南は建仁寺通り、西は大和大路通り、東は東大路通りに囲まれた花街)、宮川町(鴨川の東側、四条通りの南側から五条通りまでの花街)、先斗町(鴨川と木屋町の間、三条から四条に至る通りの花街)、上七軒(北野天満宮の東、千本釈迦堂の西にある花街)、祇園東(四条通り以北、花見小路以東のエリアが祇園甲部から祇園東に区分された花街)、の5つの花街が伝統継承され、それぞれ特有の歴史を有しています。

〇祇園甲部・・・八坂神社の門前町として栄え、現在でも江戸時代の茶屋建築の面影を残す風情ある街並みが独自の情緒を形作っている。春に「都おどり」、秋には「温習会」の公演を行う。京舞井上流
〇宮川町・・・八坂神社の御輿洗いが行われたことから宮川という。江戸時代には出雲阿国の歌舞伎公演が行われ、芝居町や茶屋町として発展してきた。春に「京おどり」、秋に「みずゑ会」の公演を行う。若柳流
〇先斗町・・・名称の起源は、河原町にのぞむ先端の地である意味のポルトガル語のポントから。先斗町歌舞練場は三条大橋近くにある。春に「鴨川おどり」、秋に「水明会」の公演を行う。尾上流
〇上七軒・・・室町時代に、北野天満宮の造営に使った残木で七軒の茶屋を作り、参拝客の休憩所としたことが淵源。その七軒茶屋に豊臣秀吉が茶屋株を公許したのがお茶屋の始まりとされる。春に「北野おどり」、秋に「寿会」の公演を行う。花柳流。
〇祇園東・・・祇園甲部と同じく八坂神社の門前町として江戸時代から栄えてきた。1881年(明治14年)に祇園甲部と区分される。秋に「祇園おどり」の公演を行う。藤間流
これを記している私自身も、京都に住んではいますが、歴史伝統文化はほとんど不勉強。パブコメ期間に改めて勉強しようと思っています。

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