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2013年2月12日 (火)

京都岡崎のシンボルマーク

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京都の岡崎地域には、美術館、動物園、近代美術館、勧業館、京都会館ホール、疏水、平安神宮等、京都の風情を感じさせる魅力の地域です。この地域をさらに魅力ある地域とするために、都市計画決定を経て、官民地域連携のエリアマネジメントを推進することになりました。その組織体が京都岡崎魅力づくり推進協議会です。このほど、京都内外にアピールする意味からシンボルマークの募集が行われ、全国447作品の応募があり、グランプリが決定しました。上のマークがグランプリ作品です。作者は宮城県仙台市在住の鈴木洋さんです。

私が感動したのは、2つあります。一つは、グランプリを取られたのが、東日本大震災に被災された東北を代表する仙台市の方であったということです。まさに、絆を象徴するご受章です。さらに、京都文化の神髄であるお香の源氏香をモチーフにされたデザインだということです。実は、今までの京都に関連するシンボルマークに源氏香がモチーフにされたものは見たことがありません。源氏香は、言うまでもなく源氏物語54帖のうち、「桐壷」と「夢の浮橋」の2帖を除いた52帖で構成され、香を焚き、匂いをかぎ分けるという精神性と神秘性を兼ね備えた文化です。5つの木でその香の種類を現し、言い当てるという遊びで、右の1本目から左の5本目までの木の位置で言い当てます。シンボルマークは、変形ですが、仮に右の黄色の1本目と、左の5本目の香りが同じというものです。そして、2本目、3本目、4本目はそれとは別別の香りであるとされるものです。それを源氏物語でいえば「幻」という帖になり、季節は四季を表現するものです。

京都の岡崎地域が、幻想的な京都文化の源(源氏香)であり、しかも四季折々にその顔を変える風情をもつ世界遺産にも匹敵する地域となることを祈るマークとなったことをうれしく思います。

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