« 原発再稼働に思う | メイン | 生きるの教室(がんと向き合う) »

2012年7月19日 (木)

防災・減災プロジェクト(橋りょう老朽化調査)

120626御池大橋視察-3

コンクリートの耐用年数は50年から60年。高度成長時代に整備された道路や橋などの社会資本は、私たちの生活の快適性を向上させることにつながりましたが、2015年以降、それらの施設は急速に老朽化することになります。今のうちに耐震補強工事などを施し、長く維持させていくことが求められています。公共工事が悪のように言われてきた歴史的な事実は真摯に受け止めながらも、私たちの生活を守る大切な基盤となる道路や橋や下水道、水道管等の社会資本の老朽化対策は待ったなしの課題です。

6月末に、公明市議団として橋りょうの老朽化対策の調査を実施しました。京都市では、いのちを守る橋りょう整備事業が今年度から予算化されています。分類としては、①5年以内に耐震補強の完了が可能な橋りょう、②5年以内に耐震補強に着手し、耐震補強の完了が工程上6年目以降となる橋りょう、③耐震補強の着手、完了が6年目以降となる橋りょう、の3分類にわけています。

その上で、特に老朽化修繕を急ぐ必要のある橋りょうが37、緊急輸送道路上の橋りょうが28、鉄道や道路をまたぐ橋りょうが24となっています。調査した橋りょうは、御池大橋で、重要路線上の橋りょう15のうちの一つで、5年以内に耐震補強の完了が見込める橋です。健全度はCランクであり、早急な対応が求められます。

いずれにしても、こうした社会資本の老朽化対策は、日本の今後の公共事業の在り方を根底的に変えるものとなることに違いありません。防災・減災ニューディールと位置づけていますが、私はシルバー・ニューディール政策の一環だと考えています。高齢社会に突入すれば当然その社会は、高齢者仕様の対応が迫られるからです。

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

コメントは拒否されました。

Lekumo ビジネスブログ またはその他のOpenIDでログインしてください

アクセスランキング

Google
WWW を検索
このブログ内を検索