先日、知人のご縁で、雇用不安をはじめとする社会的要因により、路上生活を余儀なくされているホームレスの方々が、普段着の相談ができるようにとボランティアで運営されている、ふれあいサロン「あおぞら」に参加しました。2月19日の午後に、東山いきいき活動センターで開催されたもので、自治体が進めているホームレス対策の実情や、生活保護法における課題、さらに京都市空き缶抜き取り(抜き去り)禁止条例の制定後の現状と課題等について、地方議員の立場から懇談的に話をさせていただきました。
生活保護の受給者の増大による財政的課題が昨今議論されていますが、憲法の生存権に保障されている最後のセーフティネットとして実施されてきているものです。しかし、不正受給問題を背景に、制度を取り巻く環境も極めて厳しいものがあります。現行の生活保護法では、自立のために少しの仕事で働いた収入が、保護費から減額される制度となっているため、どうしても働く意欲を損なうものとならざるを得ない制度的な課題を抱えています。2009年9月18日に、日弁連は、こうした実情から、生活保護法の改正による新しいセイフティネット制度を構築すべきと政府にも申し入れを行っています。格差社会と言われて久しいですが、厳しい経済情勢の中で、地域現場で起こっているホームレス対策や高齢者の貧困問題について早急に手立てを打つべきです。そのためにも、最低保障年金の年金制度と生活保護制度の整合性と課題について精査し、早期の生活保護法の改善を図るべきだと考えます。
<未来の京都 2012まちづくりマニフェスト>
マンガやアニメ、ゲーム、映像等のコンテンツ産業の推進を図るために、京都国際マンガミュージアムと「人材交流拠点」に位置付け、京町家を活用し、芸術系大学や企業と連携した人材育成、交流を拡大します。また海外市場展開等によりコンテンツビジネス市場の創出を図ります。