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2011年2月

2011年2月 3日 (木)

京都クオリア研究会

本日3日早朝から、京都クオリア研究会の方々の勉強会に招聘により、公明党市議団を代表し参加し、今後の京都の課題について意見交換をさせていただきました。

京都クオリア研究会の方々は、未来を担う京都経済界の若手経営者を中心とした政策研究グループで、堀場雅夫さん等時代の先端を走られている著名な起業家や学者文化人を顧問に、様々な課題に対して勉強会を定例的にされているようです。

本日、持ち時間はあまりありませんので、私の思うところを端的に4点にまとめ発言をさせていただきました。京都の未来を考える時、次の4つの課題(キーワード)が重要であることを思います。それは、①パラダイムシフト、②市長のリーダーシップ、③議会改革、④女性力にシフトしたまちづくり、です。①は、時代の転換期と言われていますが、目先の改革等では、対応できえない時代にすでに突入しています。2010年は、戦後の日本社会の支えてこられてきた団塊世代が定年を迎えられました。次の時代のターゲットは言うまでもなく2025年です。団塊世代が75歳になられる時代です。この時日本の高齢化率は最高位になります。今日までの社会システムは高度経済成長を軸として構築されてきたものですが、今後は、次への時代の対応のために、すべてにおいてパラダイムシフトが求められます。この具体的な方向性が、コンパクトシティとしての機能を高めるため、京都を5つのゾーンに統合分割し、人口30万人程度規模の自治体で構成することが望まれます。そのことを視野に入れた行財政改革の必要性を痛感しています。②は、今後こうしたシフトにはリスクも伴いますが、これには極めて有能なトップリーダーの存在が不可欠です。市長の政策にはこうした先進先端の発想と行動を期待しなければなりません。③は、地方主権や分権、さらには道州制等を視野に入れれば、地方議会の役割は益々重要視されてきます。その意味で、市民の代表で構成されている議会のあり方は、抜本的な改革を迫られています。市民とともに改革できることが重要です。④は、特に京都が今後、京都でありつづけるための重要な視点として、女性力を基軸にした行政や社会システムへの転換とシフトが求められることです。高度文化は、女性力によって支えられるものであり、持続可能な社会も女性力に負うところは大きいものと思います。欧州では、女性の社会進出が目指しいですが、京都の再構築には女性力を欠かすことはできません。等等の意見を表明した後、参加者からご意見や要望をいただきました。

本日の機会を与えてくださった関係者の皆様に感謝するとともに、共に次の京都をつくるため議論をさせていただく場ときっかけを、共々に提供し合いたいと思った次第です。

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