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2009年10月23日 (金)

京(みやこ)のみちデザイン指針

22日のまちづくり消防委員会において、京(みやこ)のみちデザイン指針の案が提示された。これは9名の専門家及び市民の皆様の方々と今日まで幅広い議論をされたものが原案として示され、今後27日から11月25日までのパブリックコメントを実行され、最終案として指針がまとめられることになる予定だ。私は以前から京都における景観政策を論じる際に、夜間景観や色彩デザイン施策について常に進化した政策を実行すべきであることを求めてきた。市民ニーズが時代とともに、より質の高いレベルを求める時代に入ってきた背景もある。夜間景観などは、まさに私たちの生活空間とともに時間が24時間ライフスタイルとなっていることからも当然のことと思う。「みち」は、「道」「路」「途」という感じに充てられる。「みち」をあえて使われていることに注視したい。「みち」には、その都市の歴史と文化が含まれている。デザイン指針の策定にあっては、文化と歴史を十分に尊重したものであってほしいものだ。最初から完璧な指針はできるはずもない。今の時代の最大の努力と合意で出来上がったものが最適なものであり、今後は、より進化させればよい。まず、京都から「京のみちデザイン指針」を内外に発信し、文化の都の京都の存在感を大いに発揮してほしいと願っている。私の名前は「大道」であるので、昔から「道」という文字には非常に執着を持ってきた。今後は、このデザイン指針を策定を機に、市民の「みち」の写真展の開催や、「京のみち」整備推進のための市民公募によるシンボルマークの制作、また模範的な道を顕彰する制度等もあれば、市民意識も向上されるのではないか。さらに、観光政策と連動させ、文化観光資源を散策する歩くまちの導線へのリンクも必要な課題である。今後多角的な議論を進めてほしい。審議会や検討委員会に参加されておられる専門家の先生方の議論を十分に尊重しながらも、市民意見を同時に反映していただきたいと願っている。以前、家庭ごみ有料化の際に、環境審議会から諮問された袋の大きさは、45㍑、30㍑、10㍑だったが、私は、1人暮らし世帯用として5㍑の創設、また主婦の目線で提案した20㍑の創設を根拠を持って主張した。まさに市民の側の現実的な提案であり、両者あいまってよりいい制度ができたことを思うと、今回の「京のみちのデザイン指針」も今後こうした流れであってほしい。

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