久世西小学校の校庭の十条路交差点を桂川街道まで北へ行く道路がありますが、この道路は永年の間、途中に信号機がなく、通学路を登下校する児童たちの安全が脅かされていました。子ども達を優しく見守ってこられた地元の久瀬弘一さんが、つのがい府会議員に信号機の設置の要望を訴えられたのが、平成10年頃。以来永年要望をし続け、このほど、点滅信号機が新たに3月30日設置されました。地元の方々も大変に喜ばれ、スタートの3月30日11時には、地元の方々の計らいで、交通安全の祈願祭とともに、渡り初めが実施され、私もつのがい府会議員とともに参加しました。久瀬さんには、地元の方から「おめでとう」と花束も渡される一コマもあり、終始和やかな渡り初めでした。
南区東九条南松ノ木町に新たに開設された多文化共生の理念を活かした特別養護老人ホーム「故郷の家・京都」の竣工式典が、4日午前11時より盛大に開催され、私も参加させていただきました。「キムチと梅干し」のある老人ホームという名称は、まさに多文化共生を感じさせるものです。式典には、多くの関係者と来賓の参加のもと、有意義なものとなりました。尹 基理事長のご自分の父母への熱い思いを託しての感動的な挨拶からスタートし、来賓の門川大作市長は、「チョゴリと和服の似合うホーム」との多文化共生の理想の拠点として期待を寄せられました。さらに、故郷の家京都支援の会顧問の野中広務元官房長官の挨拶は、在日同胞に日本人として報いるために生きることを叫ばれ、公明党の冬柴鉄三衆議院議員と、地方参政権の法制化に努力した思い出と夢を語られました。私もお聞きしていて、さすが政治家と言われるほどのものでした。「政治は叫びである」との至言は、野中氏の言葉ですが、まさに今の政治家がなくしているものかも知れません。故郷の家・京都の今後益々のご隆盛をお祈りしたい。