動物愛護セミナー
2月7日、日本動物ネットワーク京都が主催するセミナーに参加しました。講師には、帯広畜産大学の教授であり弁護士でもある吉田眞澄氏。わざわざ北海道からお越しいただきました。講演は、動物愛護団体の市民運動のあり方について海外における動物愛護団体の実情を紹介しながら日本の実態と課題について論じられました。日本の場合、まだまだこの分野については、発展途上国といわざるを得ません。国でも長らく動物管理法の時代でしたが、最近になってやっと動物愛護として法律にも明記されてきている状況です。また都道府県に義務つけられた動物愛護推進計画も、各自治体で大きな格差も生むことが懸念されます。京都府の推進計画についても理念が先行しており、具体性に乏しく克服すべき課題も多いことを指摘されておられました。私自身としても、京都市でも推進計画を府と連携をし策定するとともに、現在の家庭動物相談所を管理部門と、愛護センター部門とに分離すべきことを痛感した次第です。セミナーでは、講演の後、参加者からの質問に吉田教授が答える形で2時間の会合もあっという間に終了したセミナーでした。
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