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2007年2月 1日 (木)

京都市都市計画審議会(第28回)

1月31日に第28回の京都市都市計画審議会が開催され、審議会委員である私も参加しました。この日の都市計画審議議案は「京都市立病院の新館建替に伴う高さ31mの決定と、当該地域の地区計画の決定」の2議案でした。

現在の市立病院は本館病棟と北館病棟に別れ病院機能を果たしていますが、今回の建替方針は、公的病院として患者医療サービスの一層の充実と、高度医療化や災害拠点病院としての機能強化等のため、市立病院の建替計画に基づき計画策定されるものです。

31mの高さにすることについては、景観政策の論議の最中でもあるため、その根拠について幅広い議論がありました。市側の説明では、31mにする理由は、①災害拠点病院機能として空地の確保が必要条件であること。②屋上ヘリポート発着地は本館の31mとの高さの整合性を確保することが求められること。③本館の高さと新館の高さに整合性を持たすことにより、各階層との往来がスムーズになり医療及び療育環境が大きく機能強化されること。などが大きな理由です。市民の命と健康を守る市立病院の高さ問題は単に、景観だけでなく機能面に重視し議論すべきことを痛感しました。委員の中からも「人の命を取るか、景観を取るかと言われたら、私は命の方を取る」との意見も出されました。議案は賛成多数で市立病院新棟は31mで可決されました。

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