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2006年7月29日 (土)

日本文化の特異性(川勝平太 国際日本文化研究センター教授)

7月29日(土)友党自民党・伊吹文明衆議院議員が毎夏開催しているサマーセミナーに参加し、ポスト小泉における日本の行方を模索する課題について角界各層の学者文化人の講演を聞く機会に恵まれました。

日本文化の特異性」をメインテーマに、「日本の社会規範はどう形成されたか」で講演された川勝平太氏は、昭和天皇の在位時代の文化に触れ、崩御以後の日本文化のあり方に言及。時代が大きく変化する中、国是は場を変えることによって創り上げてきた日本文化の特異性を指摘。その意味では東京遷都問題が象徴的なものであるとし、東京はいわばアメリカ文化の集積であったが、遷都論議の中で、中国をはじめとするアジアの中の日本の役割や、中国との関係を考え合わせれば中国文化や東洋文化をすべて取り入れた歴史的経緯をもつ京都の役割や存在意義は非常に大きいものがあることを論じました。

そして今後の国のたたずまいという国家の品格を考えるとき、日本の国は森の州(東北)、野の州(関東)、山の州(中部)、水の州(近畿)、海の州(中国四国九州)の5つの州に分類できるとし、多民族共生、多文化共生の一国多制度をめざすべきだと結論づけました。

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