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2006年7月 4日 (火)

ケネディの偉大なる説得(駐車禁止取締りに思う)

先月6月1日から、道路交通法一部改正が施行されることになった。主な内容は、迷惑駐車の取り締まり強化や、携帯電話での運転禁止規制、酒気帯び運転罰則強化である。特に迷惑駐車取締りについては、これまでの基準を明確にして取り締まりの公平化を図り、迷惑駐車を一掃することが大きな目的となっている。

そのポイントは3つである。(1)短時間の駐車も取り締まりの対象であること、(2)取り締まり業務を民間委託化したこと、(3)ドライバーの反則金の未納の場合には、所有者えの放置違反金の賦課と車検無許可となることの3つである。

ある新聞に、「駐車問題で大切なのは、尊い人命に関わるとの認識をみんなが持つことである。問われているのは、他者への想像力の有無である。“自分ひとりくらい”“何で自分だけ”“他の人の方がもっとひどい”などというのではなく、他人の迷惑をもう一度考える努力をすべき」(要旨)との記事が書かれてあった。さらに「単に駐車問題として片付けるのではなく、社会のために自分には何ができるかを考える契機にしたい」と締めくくってあった。

国家があなた方のために何をするかではなく、あなた方が国家のために何ができるかを問うてもらいたい国家があなた方に何をするかではなく、共に人間の自由のために何ができるかを問うてもらいたい。最後にあなた方がアメリカ市民であろうと、世界の市民であろうと、われわれがあなた方に求めると同じ水準の強さと犠牲を、われわれにも求めてもらいたい」とのケネディ大統領が至言が聞こえてくる。この有名なスピーチは偉大なる説得とも言われている。

私達の社会は成熟期を迎えている。個人自由主義も益々加速しているように思われる社会である。しかし市民自身の精神の成熟はまだではないか。「人間のための社会」の構築という人類の夢(自由)を現実のものとするために、「社会のために何ができるか」を問いたいものだ。

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